タマゴタケ
基本情報
- 傘色 赤~橙
- 場所 地面(落ち葉からなる柔らかい土)
- 特徴 ツボ(根本)を持つテングタケの一種。
- 時期 7月~9月
特徴
根本に卵の殻のようなツボを持つ特徴的なテングタケの一種。テングタケはほとんど全てが毒キノコであり致死性のものも多い。もっとも危険なキノコの種類でもある。そのテングタケの中で、食用可で美味とされるのがタマゴタケである。同定が極めて容易で、キノコ初心者がまず覚えるといいとされていて紹介されることも多い。食用としても人気で輸入もされているほどのキノコである。生えている場所は、割合広範にあり、ちょっと里に近い住宅地の森や林や山に隣接する公園なんかだと見つかることがあるようだ。ちなみに幼菌の前の段階の卵の段階のものを取ってきて包丁で真っ二つにしてみると、中にこれから出てくるタマゴタケが化石のように埋まっている。
同定
幼菌の時は極めて特徴的な形状であるから見間違うことは無い。白い卵の殻からにょきっと生まれてきたような真っ赤な丸っこい傘(まだ開いていない)。しばらく経つと柄が伸びるがまだ傘は開かず楕円形の丸である。スーパーマリオに出てきそうな愛らしい姿で、人気も高い。ストラップや玩具などもよく作られているほどである。傘に薄い縦の溝が走っているのもポイント。成菌になると傘が開き、ツボも小さくなるかなくなっているので、幼菌の時よりは注意を要する。特に猛毒のベニテングタケと間違わないように、傘に斑点がないかどうか見る。ただし、ベニテングタケの毒々しい斑点は特徴的なので区別は容易である。
初心者向き。
食用
食用としても美味でコンソメスープなどによく合う。たくさん採れた時はバター焼きがオススメ。ツボの部分は食用に適さない。
味
猛毒のベニテングタケ。傘の斑点が特徴的なので見間違うことはまずない。写真はWikipediaより。(CC Licensing)
幼菌~成菌。写真はWikipediaより(CC Licensing)
成菌。写真はWikipediaより(CC Licensing)
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