てんちゃん と ぷーやん がゆく、三光の宮(中編)

 

 

ハリウッドの米国歴代大統領、てんちゃん。・・・ではない。

(升沢林道にて)

 


 

では出発!

 

 


取り付き点まで升沢林道、ラッセル一人旅!

 

 

 


平坦地でこれだと斜面が始まったら・・・しんどそうや。。

 

 

 

ところで、てんちゃんって誰!

 

 

知らんがな!

 
実は、林道から取り付いた時、私が行こうとする方向にトレースがあったんである。うさぎかテンかは分からないけれど、まぁテンということにしておこう。せっかくだから呼び名もつけておこう。

 

 

”てんちゃん”

 

 


 

 

ところで、

 

 

皆がよく行く雪道じゃないところを歩く人は経験ありますよね。あるいは、トップラッセルのとき、こういうことってよくありませんか? 行こうと思う道に小動物のトレースがある。そう、よくあるのです。なぜなら山の中で歩きやすい、覚えやすい道は、尾根筋、谷筋だから。動物にとっても同じ。人にとっても同じなんです。

 

 

街の住所システムを成すのは、道路と区分けされた土地。山の住所システムは尾根と谷なのだ。

 

 


 

 

てんちゃんの後を追い続ける。

 

 

 

ほどなくして、

 

 
てんちゃんのトレースを追い、コンパスを当てて道を確認しようとすると、そこは交差点だった。左は谷筋へ、正面は私が向かう尾根筋がある。てんちゃんも三光の宮に行くのかもしれない。なんだか楽しくなってきた(笑)

 

 

 

 

ぷーやんはてんちゃんの後をひたすら追いかけた。

 

 

 

追いかけても追いかけても予定ルートにてんちゃんのトレースがある。

 

 

 

 


どこまでも続くてんちゃんのトレース。

 

 

 


ちょ!そのトラバースはぷーやんにはきついぜ!

 

 

 

 


どこまでも並んで歩く、ぷーやんとてんちゃん。

 

 

 

 


ちょ!それもぷーやんにはきついぜ!

 

 

 

 


ぷーやんとてんちゃんが相並ぶオブジェを抜け・・・

 

 

 

 

仲良くなったてんちゃんに写真を撮ってもらった。

 

 

 

 

リッジになるかと期待していたヤセ尾根は、全然リッジじゃなく(笑)、実にへんてこ雪庇が出来ており・・・それでもてんちゃんは果敢に尾根を攻めていく。

 

 

 

 

てんちゃんは容易にラッセルして駆け上がるが・・・
(しかし良いルート選びである)

 

 

 

 

ぷーやんはきついんだぜ・・・膝つき八丁急斜面ラッセル!

 

 

 

 

風が吹きすさびだし、ラッセルがきつくなってきた頃・・・

 

 

 

 

てんちゃんは逃げ出しやがった!!

こんにゃろー!ふたり旅、三光の宮!!

一緒に行くんじゃなかったのか!

 

 

な訳もなく、風がすごくてトレースみえなくなったのですが(笑)

 

 

 

 


冬山さいこー!って叫びながら、

1136ピークを目指してラッセルラッセル!

 

 

いや叫んでないです。

 


 

ところで、こういう厳しい冬山ってあまり好まれないんですかね。私は大好きで、人にそれをよくいうのですが、“マゾ”、としか言われない(笑)山らしくて最高だと思うのですが。じっと厳しい冬風を耐える冬の山。やがて、少しずつ少しずつ、冬の厳しさが去っていき、ゆっくりとやってくる穏やかな春。そんな季節の移ろいがとっても好きです。厳しい冬を耐えながら春を待つ。そんな冬の山がとても好きです。

 


 

そして届いた、魅惑の1136ピーク。

 

 

近くで見てもなんかちょっと三光の宮。

長い距離ではないのだけど、ここまで4時間半。てんちゃんもいなくなってラッセルもきつかった(笑)

な訳は無いが!

 

 

 

すでに13時。予定より2時間近い遅れ。問題はここから三光の宮を目指すかどうかである・・・。

三光手前の急斜面、あれがまた、きついんだよなぁ。

 

 

後編へと続く。