入力と出力、システムの分析

何かを箱に入れると、何かが箱から出てくる。この時、入れたもの(入力)、出てきたもの(出力)、そして、箱。これら3つを合わせて、“システム” と呼ばれる。入れたものに対して出てきたものを見ることで、そのシステムが何であるかを探ることができる。
たとえば、
食パンが入力されて、こんがり焼けたトーストが出てきたとする。
トースター!
と誰でも判別がつく
それでは、トースターと判別出来ている箱に対して、そのトースターの性能を探って見るのにも、入力と出力を見れば探ることができる。
焦げたトーストしかでてこない。この時、システムをトースターとして、トースターの性能をXとすれば、入力したパンと、出てきたトーストの焦げ具合を基に、焦げ具合によってXを数値として評価することができるんである。これが自動制御工学のシステムというものだ。まぁ簡単に言えば、ポンコツトースターと判断できるということだ。その判断に学問的な裏付けをつけるだけのことである。
ちなみに私が大学で始めてやった実験もそんなんだった。
ある実験装置に、ある波形を入力して、出てきた波形を見て、装置の中身の特性を評価する。こんなんである。学問的にはシステム工学とか制御工学とかそのあたりの分野である。
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こんなことをして解析する人達は、その世界では解析ヤさん、システム屋さんと呼ばれる。
私もその一人だった。今でも。かもしれない。
では、この記事では、とあるシステムに対して、そのシステムがどういったものであるかを評価してみようと思う。
今回の評価対象システム
ヤマちゃんというのは、試験体に便宜的につけた名前であって、架空のシステム名であることに注意していただきたい。
この、システム”ヤマちゃん”に、先日から作成を続けていた、地図画像を入力波として与えていたのである。そしたらば、即座に違う画像が返ってくるのだ。即座にだ。3秒かからない。これはシステム屋としてはほってはおけない。システム”ヤマちゃん”を検証する必要がある。
入力してみよう
すごい。数秒で、まったく違う身近な生活の中の画像が、しかも説得性のあるものが、返ってくるのである。えらいめんどくさい計算をして出てきた地図画像なのに、それを見せても酸辣湯麺である。もうまいっちんぐ。
それでは、システム屋としての分析結果を公表しよう。画像を入れると即座に違う画像を出してくる。紙が出てくる。即座に。体型。性格。特徴も考慮する。
ぴこぴこぴこーん
(解析中)
ぴこーん
(判別)
0点の採点表を腹からいつも出して、ロボコンを苦しめていた、
ガンツ先生。
しらねーよ!とか言わないで欲しい(笑)
このシステム”ヤマちゃん”、システム特性”ガンツ先生”、は他にもいろんな性能がある。
地域と食い物屋の質問を入れても即座に回答が返ってくる。
即座にだ。
わたしなんて、店の名前なんてまったく覚えられない。そして何が美味かったなんてすぐ忘れる。何か食べに行くとき、ヤマちゃんに質問するとものすごいリストが返ってくる。しかも、メニュー付き。
ガンツ先生すごい。
山を歩く
温泉に入る
アイスを食べる
その土地のうまいものを食べる
家族にお土産を買う
これは、私にとっての「登山」のごくごく自然な流れなんです
つまずいて転びそうになったら、前に手が出る
鼻毛抜くとくしゃみが出る
それくらい、自然な流れなんです
もしかしたら、自然な流れの中で起きる現象だから「システム」なのかも知れませんね
数年に一回、担々麺を無性に食べる年が出現するのも、
なんらかの要因によるシステムヤマちゃんの反応だと思います。
人より数倍ラーメン食べてるのも!
ところで、アイスを食べるのにすっかり毒されつつある(笑)