雪訓は遊びじゃない

 

 

下山直前。夕暮れ迫る面白山高原。

 


 

 

 

雪訓は遊びじゃない。まぁ、そんなこといったって、最終的には人生をより楽しむための趣味であり、遊びではある。それに、技術や経験や知識が身についていく過程は楽しいし、包括的には遊びとして楽しんでいる。
 

 

 

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ワカン雪上歩行だって、なんとなく分かっていただけの、”トレースに足を置く”、それだけじゃない。いろんなノウハウがそこにはあることを学んだ。

 

 

 

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参加させてもらっている雪訓はなかなか厳しい。体力的に厳しいのではない。訓練実施日以外の精神的なプレッシャーがなかなかなんである。

 

 

宿題!予習!復習!下見!

 

 

ロープの結びも、ようやっとすべて出たかと思えば、訓練当日の数日前にあらたな結びが出てきて慌てふためく。予習間に合いません!!みたいな(笑) ブログではふざけたことを書いているけれど、山を始めた頃からそれなりに真面目に山には取り組んでいたつもりだ。しかし、そんなかつての真面目さもふっとぶほど、今はもっと真面目に取り組んでいる。
 

 

まぁそんなことはどうでもいいんだ。

 

 

 

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先週末、面白山山域での雪訓があった。もう3回目で少し精神的な余裕も出てきた。ちょっと自分らしさを出しながらやれているかなと。しかし弛んでいる暇は無い。ちょっとでも気を抜くと、後ろからおっかないリーダーの “檄”“叱咤” が飛んでくる。山はただの遊びじゃねーんだよ!これは訓練なんだからな! みたいな緊張感が漂う。でも、どことなしか、そういう緊張感を持った山行も楽しくなりつつある。
 

 

 

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朝夕の斜光に照らされる山や森は何ともいえない良さがある。

 

 

 

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現在標高!時刻記録!

 

 

位置、経過時間、気付いた点などを逐次メモ帳に記録しながら山行は進む。歩きながらも考えることやすべきことはいっぱいあるので、お気楽るんるんハイクの気分ではいられない。リーダーの頭の中では、これからの進行予定、距離、時刻などが、逐次計算されていることだろう。4人は刻々と変化する予定スケジュールに沿いながら足並みを揃えて行動する。そんな規律のある山行だ。
 

 

 

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そんな規律のある山行は、下山してからも続くんである。

 

 

だって、家に着くまでは、山は終わっていない!から・・・ね・・・?

 

だって、山は遊びじゃない!から・・・ね・・・?

 

 

 

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面白山高原駅に到着。今回も訓練を終え、無事下山した。

 

 

 

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時間は!

 

17時10分です!!

 

急げ!

 

間に合わんぞ!

 

なんでそんなものこんな時間からやりはじめたんだ!

 

リーダーの檄が飛ぶ。

 

まだ、、、

 

出来てません・・・!!

 

いいから早くしろ!

 

出来ました・・・!上出来です!

 

早く!早く処理しろ!

 

了解です!!でも、ネバネバです!

 

急げ!

 

あまり急かすと、ようやく無事に降りてきたのに、つまらせたら、遭難救助ヘリならぬ、ドクターヘリを山中に呼ばなくてはなりません!そんなの、ちょーかっこ悪いです!!

 

うるさい!いいから早くしろ!時間は!

 

あと5分!

 

まだか!間に合わんぞ!早くしろ!

 

時間は!

 

あと2分です!

 

 

間に合いそうです!!わたしは4個いきました!

 

 

 

 

 

 

 

 

非常食として指定されていた餅2個。
 
「無事下山したら、それをアンコ汁とともに皆で食いましょう、我々の新年明けて最初の山行ですからね」
 
というサブリーダーの粋な計らいだったんである。

 

食い終わって大急ぎで片付け、ホームに駆けつけ、間もなく仙台行きの電車が到着した。