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GPS

 

GPSと地図に関するあれこれの話は好きだ。関心も高い。

 

 

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自分の実力はというと・・・・

 

一般道ではないところ、冬山、藪山を紙地図だけで歩け。となると、ある程度行きなれた場所を除けば、低くない確率で道迷い(遭難)すると思う。その確率は自分で思っているよりは低いかもしれないけれど。なぜなら、仮にGPSを持たないで行くとするならば、事前予習はかなりするだろうし、やんちゃもしないだろうし、現在地確認もかなり頻繁にやるだろうから。そして怪しくなればすぐ戻るだろうから。

 

ここにGPSの欠点が1つ浮かび上がる。予習、現在地確認を怠りがちになる、あるいは、頻度が下がるという点。--壊れたらどうする? --バッテリー切れたらどうする? というGPSの欠点を述べる人は多いけれど、そんなものは核心ではなくて(その確率を下げるように対策しておけばいい)、“怠る”、あるいは、”驕る”、が一番の欠点ではないかと思う。自分でも、連れられ、の登山のときはその欠点が露呈する。

 

 

 

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ともあれ、自分はその程度の実力だ。GPSを携行しないで、冬山や藪山、あるいは藪に分け入ったり、山菜採りに行くなどは、私にとっては出来る出来ない以前に、精神的な恐怖でやれない。個人的には怪我や滑落に対する恐怖より、あるいは熊よりも、現在地が分からなくなることの恐怖のほうが遥かに強い

 

一人だと、近場の馴染みのエリアにしかいかないのは、実はビビリなそんな私の性格から来ているのかもしれない(笑) リラックスして楽しもうってのに、場所に確信が持てないところにいたってリラックスなんてできないじゃないですか。何がどこにあるか分かっていたほうが心地よい。そう考えると私には探検好き好き特性はあまり無いのかもしれない。

 

 

 

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ところで、森山編集所という、更新を楽しみにしているブログがある。山岳ライター。プロフによると早稲田探検部で山を学んだようだ。この方の記事は好みだ。論理的、合理的な考えでもって、ものを書く人なので、読んでて心地よい。ちなみに、PEAKS創刊に大きく関わった人でもあり、その時の顛末の記事も面白い(PEAKS創刊前夜の話)。栗城氏(故人)にまつわる記事も興味深く読んだ。

 

 

そんな氏のGPSに関する記事2つ。

 

道迷いを防ぐ地図の使い方

抜粋

私がトークショーで伝えたかったのは、この2つだけ。あまりにも単純ですが、しかし、これこそが「地図読みの極意」だと私は考えています。

事前に地図を見てコースのイメージを頭に入れておき、
行動中に違和感を感じたらすぐに地図で確認する。

これだけです。

地図読みがうまい人もやっていることは結局これなんです。事前に「ルートプラン」を立てて、行動中に「アジャスト」し続ける。等高線で微妙な傾斜を読み取ったりして、それをより精度高くやっているだけです。

ところが、こんな単純なことでも、これまで私がいっしょに山に行ったことがある人のうち、この2つをやっていた人は3分の1くらいしかいませんでした。私は職業柄、山慣れた人と行くケースが比較的多いと思うのですが、それでも3分の1です。残りの3分の2は、この基本中の基本をやっていませんでした。

 

 

もはや「地図読み」は終わった技術なのかもしれない

抜粋

念のため書いておくと、私自身は読図が大好きで大得意であります。地図を駆使して道なき山にルートを見出し進んでいく登山が大好きです。あらゆる登山ジャンルのなかで、これがいちばん得意といってもよいほどです。微妙な起伏と地図の等高線を読み取り、コンパスが指す方角、目の前の植生、経験によるカンなども組み合わせて、難しいセクションをクリアしたときなど、よっしゃー!!と叫びたくなります。

 

 

 

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山を始めて歴も浅い私が感じる疑問、違和感、もやもや、意外と知られていない点

  • 常識、マナー、市民権
    • 地図読み講習、読図講習は盛んなのに、”GPSアプリの使い方講習”、はあまり見ない。無い? ガーミン講習はあるやもしれないけど知らない。
    • 紙地図をもたねば怒られる文化が支配している。読図ができようができまいが、遭難して救助された時に、地図を持っていればある意味ではセーフ。持っていなければ怒られる。しかし、GPSを出せなくても(使えなくても)怒られることはない。道迷いしたときなどには、読図できない人にこそ、GPSが有用だと思うのだけど。
    • そろそろGPS”も”、持つこと、使えることを常識、マナーにしてもいいだけの素地はあるのではないか? スマホは、いまや保有率は相当なもの。数万出してガーミンを買わなければ手に入らない道具、では無い。既に手元にあるのだから。
    • すべての登山者に、GPS利用をもっと積極的に啓蒙すれば、道迷い遭難はかなりの割合で減るだろうに、その空気はさほど感じられない。遭難事由のトップは”道迷い”。大ベテランでさえ、雪山悪天候で現在地を失っての遭難事故は少なくない。
  • バックアップ
    • GPSに頼った実力だと、自身で分かっている人も多いはず。しかし、バックアップを用意しない。その必要性を説く人、記事、情報も十分だと思えない。
    • 最近のモバイルバッテリーはダイブ軽い。2回充電の大容量。
  • 知らないかも?
    • 通話(通信)できない中古スマホもGPSとして使える。家でアプリインストール、地図の読み込みはWIFIで出来る。GPS受信はSIM無しスマホでも出来る。月額がかなりお財布にひびくスマホを買わずに、これで事足りる。バックアップもこれで十分。あるいは機種変した際の旧スマホ。でもまぁ、中古ガーミンとかのが安いかな。防水、耐久性もあるし。見やすさは歴然だけど。
    • モバイルデータ通信をオフ、WIFIをオフにしておくと、スマホバッテリーの減りはかなり軽減される。機内モードにすればさらに長持ち。※地図アプリは機内モードに対応している場合がほとんど。
  • 方位
    • スマホGPSの方位はかなりずれている。8の字回し等で較正しないとずれまくり。したところで精度は良くない。当てにしてはならない。方位知りたいなら本当のコンパスで。
    • 分岐、雪原、靄の中、藪の中で、行くべき方位をGPSとして知りたいなら、トラックログを見て(直近の歩いた軌跡を見て)、地図と地形と見えるものを照らし合わせて判断するのが確実。地図とスマホコンパスで判断するのは危険。
    • スマホの方位はGPSではない。磁気センサーなるものを使って、スマホがどっちを向いているか測定している。そして磁気センサーの精度は悪い。位置については、複数衛星による三角測量で位置同定しており、衛星位置や見通しがよければ、誤差はかなり狭まって来ている。しかし方位は苦手。位置はGPS。方位は磁気センサー。異なる技術と知っておくべし。
  • ほか
    • 気圧高度計(腕時計)と紙地図のセットは、割と精度良く現在位置を知ることができる。その都度GPSでの位置確認と照らし合わせてみたがほぼピンポイント。ただし、半日に一回は高度調整が必要。その時はGPSで較正。天候急変の時は頻繁に較正要す。
    • 老眼がひどい人には、紙地図より、画面地図の方がみやすい。私はここ数年、うっすら老眼の兆候。視力はシックスセンスの調子がよければ1.2か1.5、第六感の調子が悪いときは0.8(笑)
    • “ココヘリ”は登山者、特に単独時、には恩恵が相当高い。登山届よりも計り知れないパワー。コストパフォーマンスもよい。GPSではなく電波。まだ入ってないけどキノコの季節も来るし、そろそろ入ろうかと。

 

 

 

 

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