はじめての岩魚釣り(Day 2)

 

素晴らしき朝の森


 

はじめてのイワナ釣り。二日目。再びヤマちゃんと船形山麓の昨日とは別の沢。竿は昨日のうちに買ってきた。少し高級な2800円。

 

今日の課題は、周りをよく見て極力糸を引っ掛けない。

 

 

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開始0分、頭上の木にひっかけた

・・・はずであったのだが、沢に降りて、糸つけて。さぁ行くか。と、竿を持ち上げたら、頭上に木があり引っ掛けた(笑)  昨日は当たりが来た直後に竿が輪ゴム竿に。今日は、動く前からひっかけた。

 

背も届かず、あえなく仕掛け全部やり直し。しかしその後は、一度も絡ませることもなく、こんがらがらせることもなく釣り終えた。一投目で、20cm前後のが釣れた。その後、2匹で合計3匹。21.5,21,20.5cmと、なかなかの大きさであった。ヤマちゃんは今日は2匹。

 

 

初めての締め、内臓取り

締めるのも、内臓を取るのも、昨日見て、教えてもらっただけの状態だったがなんとか一人でクリア。一匹目は勝手がわからず10分近くかかる。イワナにはかわいそうなことをしたが、綺麗に処理完了。2匹め以降は割とすんなりできたと思う。

 

要領を掴んできたし、面白さは分かったけど、数匹とれれば十分かなというのが浮かんできた感想。他の山域行って積極的に釣ろうって気も湧いてこない。食べる分があれば十分かな。ということで、ドハマリすることはなさそうだが、釣って食う楽しさはなかなかよさそうなので、来年はシーズン通しの釣り券を買おうかな。1日券はちと高い。

 

 

 


こんなに釣りやすそうな場所ならいいのだが、大体の場所は両脇が破っていて、思うように糸を垂らすことは難しい。

 

 

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輪ゴム竿ではない本物竿は、先端のしなりで、釣ったときの感触がなかなか良かった!

 

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鯨を釣ったのだ。

 

遥か太古。造山活動により山ができた。そこに雨が降る。沢となり、川となった。地上と海は水理的に繋がった。上空では気象水理として繋がった。陸地と海の間に水の循環が遂に生まれた。これにより、地上を舞台にした生物の進化が飛躍した。進化のブレイクスルーが始まった。

 

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母なる海に、早い時期からいた魚類。地上にあがり、哺乳類となったのちにまた海に戻り、鯨へと。ドラスティックな進化を辿った元魚もいた。海洋魚のうち、川に侵入して生きる術を見出した魚もいた。その一部は遡上して淡水魚になった。沢の上部では、果てしない進化ののちに可愛く、小さく、そして美味しいイワナが生まれた。そして、地上で猿から進化した末の豆粒である私が、道具を使ってイワナを釣り、締め、かっさばく。

 

進化した生命体同士の激突。

 

こいつは可愛いイワナだが、ひょっとしたら、鯨に進化していてもおかしくなかった生命体な訳だ。そう考えると、自分は今、ひょっとしたら鯨だったかもしれない生命体を釣って、締めて、かっさばいてるわけだ。私は鯨を釣ってかっさばいているのだ。壮大なスケールを感じる。なぜ!しかし、感じるものは仕方ない。妄想力って素晴らしい。

 

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生物とは、生き残るために個体自身を変えていった進化の歴史。進化の強靭さと神秘さは凄まじい。そして、種としての個体自身だけではなく、環境や社会や文明や思想までを、進化、(あるいは、退化)させていく人間という種をも、進化が生まれせしめた。

 

予てより人類史の今後の行末はぜひとも見てみたいと思っている。しかしそれは絶対に敵わない夢だ。

 

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そんなことを思いながら、イワナ釣り二日目を終えた。

 

 

 

そんなことを妄想しつつイワナを釣っていた私。人類史の行く末を見ることは敵わないが、まぁできることといえば、今晩、釣ったイワナを食うだけだ。

 

 

 

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