トチアブラという新しい山菜の生まれた日。

 

ブナ、高らかに春を謳う。


 

今日はるんるん山菜採りしてお昼は天麩羅。といっても自信を持って採れる菜っ葉ものの山菜はコゴミとハリギリ(タラの芽)しかない。一昨年、昨年と、秋キノコにはドハマリしたが、菜っ葉にはなかなか食指が向かない。情熱も足りない。情熱が沸かないとトンと物覚えの悪い私。しかしながら今年は採れるものを増やそうと、多少は予習をしてきた。1年に2つ増やせば10年後には菜っ葉も20種類は採れるのが増える。これで十分だ。とりあえず今年のターゲットはコシアブラとウドである。天麩羅の用意をして、ぽかぽかの陽気の中、萌える新緑の里山を眺めながらMさんと旗坂に向かった。

 

 

 


そこへ、偶然出くわした桜井先生。これは幸い。そこらに生えていた山菜を1つ習う。ヨブスマソウ(ホンナ)。天麩羅に合うらしい。茎が別れているところのヒラヒラと赤い色がポイントだそうだ。レパートリーが1つ増えたぞ!

 

 

 


桜井先生と別れて、すいーすいーとハリギリ牧場に様子をみに行く。蛙のカップルも子分どもを引き連れて、すいーすいーとしていた。

 

 

 


すいーすいー、あ、お爺さん、こんにちはー。僕たち今忙しんで、ちょっとどいてくださいな。

 

ほかにも悪そうな黒いやつがいたり、七色の蛙が住む水たまりでした。

 

 

 


おっとここにも合体カップルが。そしてしばらく、近くの場所にコシアブラが見つかった。

 

 

 

”これ絶対コシアブラだって!写真で見たもん!”

と言い張る私。

 

”え、でも、子供の時みたのと何か違うような・・・”

とつぶやくMさん。

 

”間違いないよ、先生いるから食べる前に聞けるし、取っていこう!”

 

 

 

 


小ぶりながらハリギリも20本近く取れて、コシアブラも、コゴミも、ホンナも増やして大収穫である。

 

 

 

天麩羅が上がるころに再び現れた先生。

 

 

”先生、コシアブラ取れました!”

 

 

”ばっかだな、こりゃトチノキだ、食えないことはないけど、かなりえぐいぞ。”

 

 

”・・・・・・(゚∀゚;)”

 

 

何故かしてやったりのMさんの視線が痛い。

 

 

 

 

去年は、イタドリをみつけて、ウドだウドだと歓喜した残念なわたくし。

ことしは、トチノキの新芽をみつけて、コシアブラだコシアブラだと歓喜したわたくし。

 

 

進歩がない。

 

 

 

しかしこれで、イタドリ、コシアブラ、トチノキは覚えたぞ!間違うとしっかり覚えるようだ(笑) あとは念願のウドを覚えりゃ取り敢えず今年の目標達成だ。ウドはもう出るに違いない斜面を升沢で見つけていて、先生にも探りを入れたところ出るらしいことをボソッと言っていたので今年は食えるはずである。

 

 

 

 

ということで天麩羅タイムは続くが、どうも横でキャンプをしている人が気になる。近づいてお顔を覗くと、何ということでしょう、私は30年前にタイムスリップしてしまったのでしょうか。升沢小屋管理人でもあられるCさんがそこにいるではありませんか。どうしちゃったんだこの若返り方。

 

 

 

”すいません。Cさんですよね?”

 

”あ、はい、やっぱり分かります?”

 

 

 

 


そんなこんなで、あとから山を降りてきた本物のCさんも交えて、天麩羅パーティは続いたのでした。イワナの刺し身とイワナ天麩羅も即席で振る舞って頂いた。イノシシ肉も出てきて大変美味しゅうございました。父のスピリットを継いでいるのか、イワナ釣りも調理も軽々とこなし、とても爽やかな青年でした。最後はCさんが命名した”トチアブラ”で大いに盛り上がって宴は終わったのであった。

 

 

 

食ってみましたが、結構いけるんですよ、トチアブラ。と負け惜しみを言っておく(笑)

 

 

 


ちどり荘、うこん桜満開です。お風呂から堪能できます。今年は、過去類を見ない異例の速さで開花だそうです。夜はライトアップされてこれまた素晴らしいです。お見逃し無く。