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写真(初春~初秋)

上手く撮れたか分からないが、思い出深いものも含めて10枚選んでみた。

 

 

初春~初秋

3月末、積雪期から残雪期へと移り変わり、雪が腐り始めると一気にテンションが下がってしまった。とある日、花染山から色麻大滝に向かおうとしたが、1時間ほどで腐れた雪に気力が尽きて撤退(記事)。そこから春~夏へと気温が上がっていく季節、新緑には喜びつつも、一向にモチベーションが上がらない。思い返してみると3月に無謀にもアタックした未明の船形ラッセル登頂(記事)が強烈すぎたのかもしれない。それからは真夜中に山頂へナイトハイク(記事)したぐらいでまったく山頂にはあがらず、森や林道をぶらぶら。春の山菜や、桑の実、イチゴなどの森の果実狩りでほくほくしつつも、キノコほどには熱中せず、どうにも盛り上がらない。岩魚釣りをおっぱじめようか悩みつつも手が出でない。

6月は、有名所へお花畑を見に、遠征が多くなった。お花の季節では、やはり東焼石が一番素晴らしかった。東焼石の山頂域にユキワリコザクラが満開になる頃がベストタイミングだと聞いていたが、まさにその日に行けて感激。見渡す限りに広がるイチゲとシオガマのお花畑は、まさにヘブン(記事)。6月のこの時期のお花畑はシーズンで1つか2つしか行けないので、どうしても限られてしまいますけど、来年は人が多くともムーミン谷(記事)をチョイスしたいかなと思います。その後は、梅雨なのに猛暑な7月、雨しか降らない8月はもうぐだぐだ。東北は庄内にしか夏は来なかったんじゃないだろうか。 毎週のように月山、鳥海山、庄内に通っていたような気がする。

9月になり、遂にやってきた絶好な山日和な週末。憧憬の朝日連峰の主稜線を遂に縦走。稜線がとにかく素晴らしかった(記事)。いつの日か、1泊で右半分と、以東岳小屋が開いたら2泊の主稜線全踏破に行ってみたい。そうこうしているうちに秋が足早にやってきた。船形山域にも涼しい風が吹き、キノコがむくむく、そこかしこに秋色が輝き出した(記事)。

今年の春は、タイミング的に数日しかない船形山山頂のユキワリコザクラが咲くタイミングを捕まえられたので良しとしよう。地図は通り一遍いろいろ把握してから再開のつもり。

 

 

機材や写真のこと

停滞中。光が強い時、弱い時に応じて、ボディのコントラストを調整して表現を変えることにトライしている。唯一、春から夏の進歩はこれだけだ。あとは、ずっと課題になっているが、被写体(伝えたい物)を、背景を使ってよりよく魅せること。被写体と背景、2つ合わさって良い写真になる。被写体のみで押して行ける写真もあるだろうが、それは余程よい被写体と出会わない限り難しい。色のコントラスト、光の明暗のコントラスト、近景遠景のコントラスト、そして、被写体と背景の合せ技。これらを意識することが写真のコツなんではないかと思っている。そうすることでキャンパスを全て活かして一枚の良い写真がやっとできる。

いつ何時も、森はキャンパスになってくれる。ここぞという、時、時期、場所を狙って良い写真を狙うことが多いであろう山岳写真とは異なり、森の中をテーマとした写真の楽しさ、気楽さはここにあったりする。撮り方の引き出し、自然への造詣が増せば、撮れるものが増える。趣味と考えれば、身近なそのへんで写真を撮って過ごせるというのはなかなか良い。気楽なのだ。山岳写真だと趣味でやるにはいろいろと制約やハンディがものすごい。登るだけで大変。小屋やテントで一泊、二泊は当たり前の世界である。だからこそ、その末に撮れた写真にはそのことに価値があるのだ。一方、森の写真は気楽とはいっても、私はというと、悲しいかな、撮り方の引き出しはまだ少ない。光がないと森の中でも極端に撮れるものが減る。自然に対する造詣もさしたるものも無い。まだまだ未熟だ。

機材感は、去年の暮れごろから何となく変わってきたが、レンズや機材はある程度のもがあればどうでもいいという心境に。最近はレンズがどうこう、ボディがどうこうは殆ど頓着していない。良い物持ってもどうせ今の自分の写真は良くならないし、という悟りの諦めの境地なのもあるけれど(笑)

山や森の写真において、あるといいのは、超広角を1本、広角から中望遠の便利ズーム(できればF2.8通し)を1本、そして、マクロを1本。この3本だけ。季節や山にあわせて1本か2本持っていけばいいと思う。超広角は持ってませんがどうせ持つなら魚眼でもいいんではないかなあと。肉眼では見れない景色を撮る超広角ですから、どうせやるなら魚眼で突き抜けてしまう絵も面白いのではないかなと。まあしばらく買いはしないでしょうけど。買うとしたら、smc PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED の魚眼かな。3万円台でお値頃。最安価格がここ半年だだ下がりなのでひょっとしたらポロっと買うかもしれない。ペンタックスのレンズはニコンキャノンのAPS-Cのレンズに比べると半額から2/3なのでお財布に優しいです。

花の季節以降は、ほぼ16-85mmの便利ズーム一本しか持ち出さなくなった。F2.8通しではないのが残念だが、その表現さえ捨てればどうにかなる。せっかくだから85mmある利点を活かしたい。撮り方はちょっとずつ進歩しつつあるとは思うものの、何をどう撮っていきたいのか。大きな命題があらためて前に立ちはだかってしまった。こればかりは習ってどうにかなるものでもない。

 

 

 

写真

 


1枚目 船形山(2017年3月12日 記事

船形山山頂直下の雪原。朝陽が雲の隙間から部分的に差し込み、幻想的な光景が刻々と移ろっていた。この感動はもう二度と味わえないのだろうと思いながら樹々の間を降りた。

 

 

 

 

 


2枚目 泉ヶ岳・兎平(2017年3月5日 記事

カモシカコースの途中にある兎平。もうちょっとローアングルに構えれば雪面のキラキラを大きく活かして表現できたかもしれないが、木の影が潰れる。まあこれでよかったかも。こういう構図はF2.8があったら面白かった。これをローアングルのF2.8で撮っていれば手前のキラキラが玉ボケしながら奥に消えていく表現がきっとできた(かも)。真ん中の2本が、モデル立ちしている美人さん二人がポーズを取っているみたいな色っぽさ。

 

 

 

 

 

船形山(夕焼け)
3枚目 船形連峰(2017年3月15日)

秋田からの帰りの色麻町より。私にとっての船形山域は泉区、青葉区側の南から見る山である。なので船形山は生活の中においては見えない山。遥か奥にある山の印象は今も変わらない。旗坂も色麻も私の中ではホームの山の裏側。私にとっての船形山への正当な登り口と登山コースは定義、後白髪コースから主稜線である。

 

 

 

 

 

カタクリ(高館山)
4枚目 高館山(2017年4月2日 記事

花の写真、カタクリの写真はたくさん撮れど、これを選んでおこう。高館山のカタクリは妙におおぶり。宮城に咲くこぶりなかわいらしげなカタクリとは違い、どうだー!みたいに咲き誇っていた印象が強い。もうちょっと煽った構図でもよかったかな。

 

 

 

 

 


5枚目 月山(2017年4月30日 記事

この時期の月山!行きたい!というのをうまく出せてるんじゃないかと思えた一枚。さんさんと陽光が降り注いで輝く広大な白い雪原と青い空。飛行機雲のワンポイント。冬の厳しい時期は色温度は低めに雪に冷たさを出しますが、春のこの時期の残雪期の春の暖かさはの雪はそのままの白!色温度はいじらず太陽光で。よく空の色とか樹々の緑が鮮やか過ぎて素晴らしすぎる写真より、私はこんな感じのそのままの色のほうが好きです。

 

 

 

 

 


6枚目 熊の死体(2017年5月3日 記事

写真どうこうではないけれどぶったまげた熊の死体。升沢林道にて。死んで数時間ではないかという生々しさ。気付いたら目の前に。顔面蒼白で背を見せて逃げてしまった。このエッセイはまだ書けていない。

 

 

 

 

 


7枚目 南丸松保沢(2017年5月21日 記事

気に入っていたんだけど、今見るとそこまででもない。この時期、ブナの花穂があちこちに落ちて、キャンパスを彩る。このあたりから、先生の一言もあって、こういうアンダーの写真におけるコントラスの調整と、まわりの景色を背景として残して絵作りするということを意識しはじめる。そのあたりからいうとアンダーすぎるわりにコントラスト高すぎ。被写体に注力しすぎて周りの景色も使えてない。

 

 

 

 

     
6月~8月はほうぼう遠出しつつ、良い光景をみたり、林道や森にあそびにいったりしたものの碌な写真撮れず。モチベーションもあがらず、肥え太っていくばかり・・・。強いてあげればこのあたりぐらい。

 

 

 

 

 


8枚目 朝日連峰(2017年9月10日 記事

稜線の山岳写真としては自分の中で会心の一枚。手前のどっしりとした稜線が被写体。寒江山の山並みをギリギリいっぱい背景としてもちいつつ、近景の灌木と最奥にチラ見えしている以東岳のおかげで遠近感と空間の広がりを出せた。光の当たり方と雲もとてもよかった。写りきらない全てをいっぱいいっぱいに入れてあるので迫力を出せたのではないだろうか。表現したかった雄大な朝日連峰主稜線の素晴らしさ。これこれこれもお気に入り。

 

 

 

 

 


9枚目 船形山山麓(2017年9月16日 記事

秋が来て歓喜して登った船形山。冷たい靄も心地よく何度も何度もファインダーを覗く。始まる秋色と、靄の奥のブナを被写体に、手前の左右のブナで囲んで、秋色が出始めた葉っぱで彩りを加えつつ、メリハリと奥行きを出してみた。秋色が明るめにきちんと映るように、これはほぼ適正露出で撮影。シャドウ部分ちょい上げ設定。

渦を巻くようにブナの枝と夏色の葉、秋色の葉が旋回するように撮れたこれが10枚目。クマっぽい!と言われたこれもお気に入り。

 

 

 

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