カタクリ(高館山)
0

ズームレンズで花写真のそれっぽい撮り方

花を撮影する時は、マクロレンズがよく使われますが、コンデジやズームレンズでもそれなりに工夫はできる。

 

その前になんでマクロレンズが使われることが多いかというと・・・被写体に寄れる(近づける)から。一眼レフのズームレンズやコンデジを使った場合、近寄れるものでも、被写体から30~40cm離れていないとピントが合いません。望遠が効くレンズなんかだと1mぐらいはなれないとピントが合いません。何cmまで寄れるかというのを”最短撮影距離”といって、レンズやコンデジのスペックをみるとどこかに書いてあります。マクロレンズは10cmとか数cmまで寄って撮れる。

 

寄って撮れると・・・?

  • 被写体(花)がアップに(大きく)なる
  • 背景(前景、後景)がぼけやすくなる

 

撮りたい花をアップにして、背景をぼかしたり(後ろボケ、後景のボケ)、あえて花より手前のものも構図に入れてぼかしたり(前ボケ、前景のボケ)して、被写体よりもむしろ背景を上手く使う、・・・と、なんか写真っぽくなる。

 

 

後ろボケ(背景ボケ)

背景をくっきりうつさずぼかす。そうすると、ピントがあっていて見せたい花と、ピントが合わない背景とのピントのコンストラストといいますか、背景で画作りができるようになります。そこまで考えずとも、花にピントが合い、周りがぼけているとそれっぽくはなります。

 

 

前ボケ&後ろボケ

被写体(撮りたい花)の手前にあえてピントの合わないものを画面に入れると、それがボケてくれて(前ボケという)絵作りに使えます。ぼかさなきゃいけないという訳ではないのですが、背景がごちゃごちゃしてうるさくなっているのを消すために使うこともできます。ピントが合っている花に目が行きやすくなるので花が引き立つ。ボケで額縁を作っているようなイメージ。

 

 

ズームレンズやコンデジで真似する方法

  • 最大ズーム近くにする
    • コンデジの場合、”光学4倍、デジタル4倍で最大16倍” とかのカメラの場合は、光学の最大の4倍までを最大ズームとする。それ以上ズームしても、デジタル的に引き伸ばしてるだけなので画質は悪くなる(ドットが目立つ)。ボケに関してはデジタルズームで引き伸ばしても、(光学的に)意味が無い。
  • 絞りを開く(F値を小さくする)
    • 一眼レフの場合は、AvやPやなんでも構わない。Auto以外にしてF値を変えられるようにしてFを下げる(絞りを開く=開放にする)
    • コンデジの場合は、機種によります。山で使われることが多いTG4なんかだと、AモードにするとF値を変えられます。
    • ズームレンズの場合、絞りを開放してもそこまでF値は小さくなりません。一眼レフでF2.8まで小さくできる明るいレンズが便利なのはこういう撮り方が可能なものある。ただし・・・ズームレンズでF2.8のものはお高い。そこそこのものでも10万弱ぐらいする。ニコン、キャノンの使い勝手の良い焦点域でF2.8のズームレンズなんかはものによっては20万越え、高い!ちなみに、使い勝手は悪くなるけど単焦点レンズだとF2.8のものはお手頃な価格でたくさんあります。
  • 出来る限り寄って撮る
    • どこまで寄ってピントが合うかは、レンズやカメラに寄って異なります。ピントが合う範囲で寄って(近づいて)みる。

 

 

寄らないで、ズームも控えめにした場合

中央の花にピントを合わせているものの、周りのフェンスやなんやらいろいろ写って背景もごちゃごちゃしてしまう。

 

 

最大ズーム(望遠端)にして出来る限り寄って撮った場合

背景がぼけて中央の花に目が行くようになる。

 

 

もろもろ

  • 日の丸構図をやめてみる
    • 中央にどーん、と花を撮るばかりでなく、被写体を右や左に寄せてみる
    • 撮りたい花はもちろんとして、むしろ背景がどうなってるか、全体で面白い、綺麗な絵になってるかを見る。花だけではなく背景含めて全体を見て、どうなってるかを意識する。
  • 煽ってみる、後ろから撮ってみる、斜めから撮ってみる
    • 煽るとは下から見上げるように撮る。とにかく真正面、目線だけではなく、いろんな角度から花を見て撮ってみる。普段目線からしか見ない花も色んな角度から見てみると写真は別としても楽しめる。
  • 太陽をほんのちょっと、入るか入らないかぐらいで入れてみる
    • うまくいくと光線、光芒が走って、燦々と光浴びる花を表現できる。
  • ぼかしゃいいってもんではない
    • 一眼レフを手にすると最初に陥りやすい罠。花が特に顕著で、一眼レフ&マクロレンズを使って花にピント合わせて、周りぼかせば、コンデジやスマホでは撮りづらい絵が作れるので、嬉しくなって撮りまくってしまう。私も、マクロレンズを買ってしばらくハマった経験があります(笑) 綺麗にはなるけど、どれも似たような絵にしかならない。花や背景ボケが綺麗なだけで写真が良いわけではない。
  • アップにすればいいってものでもない
    • お花畑なんかはやはり広角でうわーっと咲いている構図にしたほうがやはり映えます。見せたいのがそういう光景の場合はアップにしたって意味が無い。
  • ピントが合っているか確認する
    • とても重要。撮ったら再生して確認。どんないい構図もピントが合わず、撮りたい被写体がぼけてたら失敗作。
    • マクロレンズ、マクロ撮影の場合、フォーカス固定したまま、体を前後してピント合わせたり、オートフォーカスではなくマニュアルフォーカスもやってみると返って合わせやすい場合もあります。
  • 背景で絵作りを考える
    • その花がそれだけで何か素晴らしいならともかく、そうでないなら、花ではなくその周りの背景で絵作りしてみる。花の写真の難しさはこのあたりにある(かもしれない)。
  • カメラやレンズにこだわったところで良い写真は撮れない、と肝に命じる
    • ここ半年ぐらいの自分の現在の壁(笑)

 

コメントを残す