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お花用のカメラと日々の写真

大年寺山フリークになりつつある。お昼に30分ぐらいぶらつくには良い所だ。50過ぎぐらいの男の方がハナワラビ(冬ワラビ)を探して彷徨っていた。

 

 

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随分気温も上がった。歩いていても汗ばむぐらい。ここのところ寒暖差はげしい。

 

 

 

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もたれる

 

 

 

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昨日みつけたツチスギタケがよくみるとそこらかしこに、もしゃっと生えていた。あまりにもあるから持ち帰ろうかと思った。一度食べてみようか・・・。

 

 

 

 

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里の紅葉も終盤

 

 

お花撮影のための一眼レフ

ブログ見て頂いている人で、お花撮影のための一眼レフがほしいという方がいました。一眼レフならではの、被写体の花以外の背景がぶわーとボケるよく見る写真、やっぱり綺麗に見えます。コンデジより重い一眼レフを持ってお花撮影。この目的ですとどうしてもクリアしておきたい機材のラインがあります。

 

結論からいえばこう

  • APS-C、または、フルサイズの一眼レフを使う
  • マクロレンズを使う

 

ぐだぐだ解説するとこう

  • センサーサイズはなるべく大きなものものを選ぶ
    • カメラには光の像を受け取るセンサーがあります。スマホでもコンデジでも、このセンサーはあります。センサーのサイズ(大きさ)が大きくなるほど解像感がよくなります。風景を撮って、樹々の枝、葉まで何か見えてきそうなぐらいくっきりしているのは、センサーサイズの大きいカメラならではです。表示する写真が大きくなればなるほどその差は顕著です。上の日々の写真であがっている大年寺の階段の写真、クリックして大きくして写真を見てみると、その先の町並みまで割合くっきりと描写されています。こういうのは、撮り方なんてものはほとんど関係ないです。機材の力。
    • 一般的な一眼レフ(5万~)ではこのサイズはAPS-Cサイズというものです。私が使っているK-3II(ペンタックス)もAPS-Cです。これより小さいものではミラーレスカメラやコンデジで、マイクロフォーサーズ、1型などいろいろあります。APS-Cより、もう1つ大きいのがフルサイズというもので、ニコン、キャノン、ソニー、ペンタックスなどでフルサイズの一眼レフがあります。大体15万円~です。お高い。ただし、余程大きな印刷(ポスターサイズ)でもしないかぎりAPS-Cとフルサイズの写真の違いは僅差です。パソコンで見る限りはほとんど分からないと思います。それよりも、高いだけあって、機能面においてセンサーサイズ以外の部分の差が大きいかもしれません。
    • このセンサーサイズ、1つ大きな要素を持ちます。ボケが作りやすくなります。この辺りはカメラをしっかりやる人でも小難しいお話ではあるのですが、(同じ画角で撮るなら=写真の花の大きさが一緒なら)センサーサイズが大きいほどボケが大きくなります。絞り(F)を小さくして、ピントの合う範囲(被写界深度)を狭めれば、ピントの範囲外のボケは作れるのですが、絞りの最小値はレンズごとに限界があるので、コンデジやスマホでは、ぶわーっと背景がぼける写真は撮れません。
  • 花に向いたレンズを使う
    • 上の話とも絡みますが、なぜボケが必要なのか。撮りたいお花以外の背景にある、草や木や石や他の花などが細かく写りすぎると、撮りたい被写体(花)がくっきりと浮かびあがらないからです。別に浮かびあがらせる必要もないのかもしれませんが、その方が綺麗に見えます。下の写真なんかも左の花だけにピントが合い、周りの背景はとろろんと蕩けて、花を引き立たせる背景になってくれています。
    • では、どういうレンズが良いかというと、一眼レフの種類にもよりますが、凡そ使われるのは中望遠(100mm前後)のマクロレンズです。レンズメーカーであるタムロンやシグマというところが出しているレンズもあり、ニコンやキャノンやソニーやペンタックスでも使えます。有名どころでタムロンの90mmマクロレンズが3万円しないぐらいのお値段です。もちろんレンズだけのお値段です。
    • 例として、Nikon用のタムロン90mmのレンズで撮影した色んな人の写真です。PhotoHito
    • PhotoHitoではカメラやレンズごとに写真、作例が見られます。機材の選択にいいサイトです。
    • 写真が綺麗に写るかは一眼レフの本体の性能によるところよりも、レンズの力も大きいです。このタムロン90mmなんかは名珠とも呼ばれ非常によく写ります。ところがこのレンズ、センサーサイズの話ともからむのですが、一眼レフの有名所のメーカーのカメラのものしか出ていません。ニコン、キャノン、ソニー、ペンタックスだけです。
    • 他のセンサーサイズ用のマクロレンズももちろんいいものがあるのですが、積み重ねてきた技術の歴史が注ぎ込まれているのはやはりフルサイズやAPS-Cのセンサー用に作られているレンズが多いためここに差が出てきます。
    • ちなみにマクロレンズは近づいて大きく撮るだけではなく、風景も撮れます。花もマクロ距離で撮ればいいというものでもありません。私は登山を除けば100mmと50mmのマクロレンズでほぼ写真を撮っていますが、花以外のものだって綺麗に撮ることができます。マクロレンズの唯一の欠点はオートフォーカスが遅いということですが、じっくりピントを合わして撮りたい時はあまり問題になりません。普段使いのスナップが多い人は、オートフォーカスの速さは重要ですので、お花以外はマクロレンズは使わないほうがよいです。

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APS-Cセンサー、100mmマクロレンズによる花

 

 

重いのはもちろん重いですが、レンズ一本と一眼レフだけならまあ許容範囲。1kgちょいです。コンデジが300g前後。1kgで許容できない重さならそこは仕方ありません。私は一眼レフのつらさは重さではなく大きさだと思っています。ポケットに入らない。これは非常に大きい。そして、一眼レフで問題になるのは、撮影用途に合わせてレンズを追加で1~2本持っていかなければならないことです。せっかく一眼レフを使っても、使用するレンズがお買い得なズームレンズ(キットレンズとも呼ばれる)だけでは、せっかくの一眼レフを高いお金を出して、かつ、重たく、かさばるものを持っていくのに綺麗な写真はなかなか得られません。

 

一案

とはいっても、妥協点はひとそれぞれなので、何がベターな選択肢かは他人には決められません。とにかく登山を優先するのであれば、重たくかさばるカメラなんかは弊害でしかありませんので、どこに重きを置くかになってくるかと思います。

 

そこで、お花写真撮りたい人のための、妥協策の1つとしては、

  • マクロレンズ付けた一眼レフで花を撮る
  • 風景やスナップ写真はコンデジやスマホに任す

これが1つの方法です。

 

山にレンズを複数持っていくことは重さ以上に、レンズを付け替える手間が非常にきついです。山行がきつい時は手間になって、きっとレンズ交換やめちゃいます。風景やスナップはコンデジでもスマホでも最近のはそこまで大きく変わりません。スマホもすごい綺麗に撮れますし。ただ下のようなぼかす花写真だけはスマホやコンデジは苦手なので出来ません。そこで、このように用途に分けて一眼レフを使うと必要のない時はザックにしまっておけます。重くはありますが行動上の支障は随分なくなります。天候が悪くなったときもザックに仕舞えばいい。その代わりスナップはポケットに入る防水コンデジやスマホに任す。なかなかよいやり方です。

まあでも、せっかく一眼レフ持っているのだからと、レンズ2,3本持ち歩きたくなるのが常ですけどね~あはは~。重くたって体力がその分付くと思えば、それはそれでいいではないか!?

 

ちなみに重さは実はそこまで大きな制約ではありません。一般的には、一眼レフを持ってまで登山中にじっくり写真を撮るというのは、行動的、時間的な制約のほうが多いのではないかと思われます。団体行動登山が多い場合は、そもそも写真撮影に時間かけて遅れる訳にはいきません。一方で、単独や、待つことを苦にしない人との登山が多いのであれば、その制約はだいぶ消えます。重い分は食料を軽くするなりすれば相殺できます。または山行計画を軽くすることです。飯を取るか、写真を取るか、登山を取るか、人それぞれ。全部叶えたいならムキムキになればいい!

 

 

コンデジ最高峰

ちなみにカメラでは、小さくて非常に綺麗に写真が撮れるソニーのRX100シリーズが有名ですが、唯一できないのが、この記事の話題のような、お花相手のマクロ的な撮影です。その代わり、RX100シリーズは、1型と呼ばれる比較的大きなセンサーサイズといいレンズを付けていますので(レンズ交換はできません)、人や風景は驚きの写真を撮れるいいカメラです。ソニーは更に上に、RX1というセンサーサイズがフルサイズのこの手のコンパクトカメラを出しています。お値段ナント20万弱。私が使っている一眼レフよりもセンサーサイズがでかいです。ただしレンズは交換できないので、やはり下のような写真は撮れません。望遠で小鳥を撮ったりも出来ません。その代わり風景や近景、人などはすんばらしい。その辺の並レンズをつけた一眼レフに勝る写真を、軽い小さなカメラで撮れるのです。要するに用途次第です。

 

ペンタックスはオススメです。お財布的な理由で。

ということで、まとめた後にさらに広げてしまいましたが、下のような雰囲気のお花写真を撮りたいのであれば、なるべく大きなセンサーサイズのカメラでマクロ撮影のできるレンズを使う。これは変わりません。オススメはペンタックスです。主流ではないのですが、APS-Cで防塵防滴が付き手頃な値段となるとペンタックスしかありません。小雨ぐらいなら全然平気。ニコンキャノンの一眼レフや、ソニーのミラーレスで防塵防滴が付くものは最上級モデルとなるので、軽く10万以上でお高いです。ペンタックスのエントリー(入門機)はプラスチック筐体でガッシリ感はありませんが、そのかわり比較的軽く、性能はニコンキャノンのエントリー機以上なのに防塵防滴が付いてきます。運動会などで動く子供や、サーキット、スポーツ撮影などではニコンキャノンの優位は揺らぎませんが、それ以外の用途ですとペンタックスは価格にむしろ優位性が出ます。

 

ボディ(一眼本体)オススメは安く行くなら、K-70、K-S2(キットレンズ2本付き)、K-50あたり。大体4~6万。レンズキットで+1万円ぐらい。K-70なんかはエントリー機扱いなのにびっくりするほど優秀。私の買ったK-3IIなんかよりある意味高品質。写真の品質は目に見えて分かるほど違いはありません。といいますか、パソコンでみたりA4程度までの印刷だと同じ条件で同じレンズを使って撮るのならば、ほとんど違いは無いと思います。一眼レフを使った場合の写真の良さを100点満点とするならば、何を撮り、どう撮るかによる振り幅が0~75点、レンズのよしあしが0~20点、ボディの良し悪しは0~5点程度な感覚でいます。5点もないかもしれません。したがって、APS-Cエントリー機のK-70を使おうが、APS-CフラッグシップのK-3IIを使おうが、フルサイズ20万のK-1を使おうが、出来上がりの写真の良さは、撮り方とレンズでほぼ決まります。

という感じですので、撮り方を除けば、いいレンズを使えるか、ということは重要です。タムロン90mmマクロレンズは間違いなくいい絵を出してくれます。持っていないのに断言できる(笑)

 

本体にお花用にマクロレンズを加えてタムロン90mmなら3万円、ペンタックス100mmマクロレンズなら簡易防滴がついて4万円強。ボディ(本体)もレンズも中古で探すならそれぞれ1~3万円ほど安くなります。レンズは10年ぐらい平気で使えるので中古市場も盛んです。私が使っているPentax 100mmのマクロレンズも3万円ちょっとで中古購入です。K-50あたりで考えるなら、2016.11時点でこんな感じ。

ボディ新品+タムロン90mm新品で7万円強~

ボディ新品+タムロン90mm中古で6万円強~

ボディ中古+タムロン90mm中古で4万円強~

ボディの中古はカメラのキタムラやマップカメラで通販購入も可能。ヤフオクはあまりオススメしません。K-50中古とかですと3万円弱から結構品数豊富です。最近、スマホに押されて、コンデジは高性能のものしか商品として残っていません。よっぽど簡易なものでなければ3万円~はかかるものが多いので、中古で考えれば思ったよりも金額差はありません。

 

予算があるならニコン、キャノン、あるいは、ソニーのミラーレス

予算があるのなら、軽さもかねそなえるソニーのミラーレスや、ニコン、キャノンのAPS-Cまたはフルサイズの一眼レフが良いかと思います。何が良いのかというと、センサーサイズ云々もありますが、いいレンズが揃っているのです。その代わりレンズ全般高くなります。一眼レフはいいレンズを使わないと逆にもったいない。だいたい同じレベルでレンズを揃えようとするとペンタックスは随分とお安いのが多いです。ニコンキャノンでいいレンズも2,3本揃えるなら30万ぐらいの予算は合ったほうがいい感じですが、物はやはりいいです。動体撮影なんかにも強く、プロのカメラマンや記者が使うのはニコン、キャノンの最高級機がほぼ100%です。

 

 

最後に何ですが、お花用の話でマクロレンズが出てきましたが、当然お花用途以外でも、寄って大きく撮れる!というのがマクロレンズの本来の用途です。虫であろうと石ころであろうと木肌であろうと。そしてマクロレンズは中・遠景も実は強いです。弱点は普段使いするには、オートフォーカスが遅いこと、それぐらい。

 

以上、ペンタックスのセールスマンからでした。

 

 

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ぶわーっとぼけるお花の写真。センサーサイズAPS-C、50mmマクロレンズ、F3.2

5 件のコメントがあります。

  1. クマプーさん,今日は。
    昨年5月のGWに船形の山頂小屋で御一緒させていただいたoyagumaです。あの時は,スイーツ御馳走様でした。
    私も船形界隈が好きで,ちょっと遠出となるのですが,時折出没しております。何度かクマプーさんの車とすれ違いました。
    しかし,素晴らしい写真ばかりですね。被写体選びや構図も無駄がなく,かなりの絵心をお持ちですね。写生なども御得意なのではありませんか。
    船形でお会いした際にも,マクロお持ちだったのですかね。私も山用に60mmマクロ持ってはいくのですが,どうも最近はレンズ交換が手間に感じて,概ね担ぎあげては,そのまま持ち帰りの状態です。それに花の写真撮り始めると,先へ進まなくなってしまうんです。そうでなくともスローペースな上に,撮影にはまりだすと,コースタイムなど全く意に介しなくなり,下山は毎回うす暗くなってからです。
    クマプーさんは,三脚はどうされておられますか。手持ちでマクロだとこれだけの写真は難しいのではと思うのですが。私はカメラを支えることがぎりぎり可能な三脚を持参していきます。PCに落とすと微細なブレが気になるんです(三脚立てるのは,これまた時間がかかるのですが)。御差支え無ければ,御教示いただけませんでしょうか。
    ブナの新緑が美しい時期になりましたが,あの葉の透明感が何としても出せないで頭を抱えております。

  2. oyagumaさんこんにちは!

    その節はありがとうございました。目標としていた船形山初登頂の日の、その記念となる一枚を撮っていただきましてありがとうございました。

    写真はまだまだの精進精進の途上で、なかなか難しいのですが、最近は先は長いし楽しみながら行ってみよう!と心新たにまたゆっくりと向き合い中です。あの時はまだ借り物の一眼レフでして、恥ずかしながらISOだの露出だの絞りだのもよく分かっていない状態でした。50mmマクロレンズも確か持っていっていたと思うのですが、当時は単焦点という、ズームできない不便さしか頭に無く殆ど使うこともありませんでした。ところで、私も10km前後を超えるちゃんとした登山だと、写真は二の次になりがちです。どうしても遅くなってしまうので、登山の時はズームレンズ1本だけもって、スナップだけとして登山を楽しむことにすることが多いです。写真を撮りたい時は、ピークハントもやめて、せいぜいでも5km程度にして撮っていることが多いです。登山途中で花のマクロ撮影なんか始めるともうだめですよね(笑)

    三脚の件ですが、去年の夏あたりまではたまに使うこともあったのですが、マクロレンズ使用のための三脚利用というのは、ここ半年以上(もっとかな?)ずっとやめてしまっております。マクロのときこそ、構図や光の入れ方、ボケの表現をいろいろ変えてみたいのですが、いろいろやってみた結果、私の場合ですと、返ってフットワークが悪くなり、被写体当たりのショット数が少なくなってしまうので使うのをやめてしまいました。もちろんピンボケも多くて、ジャスピンが得られるまでの撮影枚数は多くなるのですが・・・。個人的はいろいろな角度や光の入れ方、ボケの具合をどんどん試せる方が楽しいので三脚なしでいいやとなってしまっております。星や水など被写体により1秒以上で撮りたい場合などはやはり三脚は使いますが、森や山に20回入っても持ってくのはせいぜい一回とかになってしまっています。何より重いのが!

    お会いしたときにでもお声がけ下さい!コーヒー淹れます!

  3. 追記

    私の場合、三脚無しで苦労しているのがジャスピン取れるかどうかで、手ブレはあまり、というか、ほとんどかな?、悩みのタネにはなっておりません。
    90mmで接写が多いのですが、その時の目安は1/200以下では絶対撮らない、としています。ISOか絞り落として調整してシャッタースピード短くしてですかね。
    光が弱い時はISOは800ぐらいあげています。

    ピンのあう写真撮るのは苦労してます!よくて10枚に1枚とかです!

  4. 「K70 登山」で検索してこのページを見つけました(笑)

    ペンタックスのメリットは安価で防塵防滴というのが第一かと思います
    オススメは、オリンパスミラーレス+マクロとペンタックス+ズームレンズか広角単焦点です
    オリンパスのマクロもかなり優秀で、マニュアルでのピント合わせが楽です

    景色も花もというときはこの組み合わせを首からぶら下げておくと機動力バツグンですよ

  5. ニッチなサイトになってきました(笑)

    小型のミラーレスなかなか綺麗に撮れますね!この前借りて撮ってみたらびっくり。

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