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根滝山・とどヶ崎・とど山 - 本州最東端の山

前日(7/2)の土曜日は、時雨と靄のある船形山麓の森を写真倶楽部で堪能。雨の森はいい!写真にもいい!ということで、悪天候のお山も楽しめるような体に変態しつつあります。どんどんニッチな方向に向かいつつあるが・・・。

本日は大遠征。車をかっとばして名山へ向かう!ようなこともなく、4時間半かけて里山に。

とどヶ崎。本州最東端の地にある灯台。

いつぞやの早春の氾濫原にて

ところで、早春の頃、初めて行った氾濫原をいたく気に入りました。行った先から、再び氾濫原に。時雨の日でした。椅子を担いで、昼とコーヒーを用意して、ただただ時間を過ごしにいきました。その時に、桜井さんの写真倶楽部のご一向とお会いしていたようです。少し話もしたのを今になって思い出す。くまぷー被っていて、桜井さんに軽くからかわれた(いじられた)。

山菜を山のように抱え、すっごい山慣れしてそうな人だなあという印象をあの時も持ちました。その後、船形山頂小屋でお会いした時、どっかで見たような気がしてならなかったのですが、あの日、お会いしていた人とは。お互い忘れていたようです/(^o^)\

ということで、あの日は、氾濫原にて船形山の巨匠のお二人に偶然ながらお会いしていたようです。

とある晴れた日の朝の氾濫原

根滝山、とど山(魹山)、とどヶ崎(魹ヶ崎)

何故ここへ。本州最東端だからです。なんてことはなく、そういったことにあまり興味はありません。そもそも、このような山があることすら知らなかったのですが、木曜ぐらいより週末日曜の天気を見るに、テリトリーとしている岩手・宮城・山形・福島・新潟・栃木・茨城、どこもあかん。単独なら身近な場所の悪天候の山や森は望むところですが、単独でない時のお山は、明るい日差しの下、眺望や景観やお花を楽しみたい。天気予測を見ているとただ一箇所、もっとも東にある海の傍の、とどヶ崎周辺だけ昼ぐらいから好天の確率が高そう。お山検索してみると、本州最東端の山として、根滝山があるらしい。とど山(魹山)もそういう括りで最東端として登ることもあるようだ。ルートは一応あるようです。ということで地名もかわいらしい最東端の地、トドへ。場所はこの辺。

国土地理院地図。

 

 

岬の方は観光で全国各地から来ている方もおられるようで、最近でも東京や三重から来た人が、東屋の思い出ノートに記されていました。我々が行った時は貸し切りでしたが、本日も数人来ていたようです。朝来た時も多摩ナンバーの車があった。岬までなら、ややきつい遊歩道を片道1時間でいけます。車では行けません。最東端の山、最東端の岬、ということで行く人もちらほらいるであろうと思いますので、現時点の状況を詳しく書いておきます。

 

アクセス

両方登るなら、お山に登る時間を6~8時間確保した上で、仙台からですと、日帰り運転で宮古の浄土ヶ浜に行ってくるぐらいの気合があれば余裕です。空いてれば片道4時間半、日中は5時間半ぐらいかと思われます。

花巻~遠野~釜石は、出来かけの高速が無料化されてますので、ナビに出ていない場合注意。だいぶ時間短縮されます。宮古まで伸びる無料区間もありますが、あっちに行ってしまうと戻ってこなくてはならないので返って遠くなります。

 

姉吉漁港、デイキャンプ場

現地駐車は、姉吉漁港手前にデイキャンプ場があり、大変よく整備されています。トイレも出来立てのぴっかぴかです。綺麗な流し場もあります。ベンチや芝まであります。しかし、そこにいくまでに釜石の北あたりから海岸沿いの細い細いぐにゃぐにゃ峠道を1時間です。いや、余裕です。海岸沿い峠道は細くて運転も大変ですが、景色はいいです。仙台から釜石は3時間以上かかりますが、全然余裕です。釜石は遠すぎて、観光客も余り行くところではないので、観光客相手の美味しい海産物料理屋さんもあまりありません。あっても閉まるのが早い。地元の人は自らおいしい新鮮なものを買ってきて食すので、メニューに入れたところで、敢えて高い金出して食べる人も少ないようです。よって美味しいウニが食べられるお店は、宮古までいかないとたくさんありません。釜石経由の宮古の手前までの大遠征の里山トド。余裕しゃくしゃくです。まあとにかくです・・・運転頑張ろう(笑)

 

 

姉吉デイキャンプ場。手前に広い駐車スペース。奥に釣船いくつかある姉吉漁港。

 

 

とど山

とど山も根滝山も、検索すればいくつかの山行記録がブログなりヤマレコなりでも見つかるので、そちらも参考にされるといいかと思われます。以下、とど山はパスしたため、調べた限りの情報です。とど山ループは、そこそこ大変なロング里山と思ったほうがよさげな感じがします。一応、道は作られているようでテープを辿ればループできるようです。岩場下りはテープに沿った道でないと降りれたものではないようなので注意。また、姉吉漁港、とど山、とどヶ崎のループは里山としてはかなり(10km以上)の距離になるのと、メジャーな山ではない山道となりますから十分な時間の確保が必要です。地理院地図にルート表示はありません。ここを最東端の山として登る場合もあるようです。

 

 

根滝山の尾根沿いからみたとど山(魹山)

 

 

ちなみに、とど山登山口は、とどヶ崎に至る遊歩道の途中にあります。道標もありますので、位置を確認しつつ探せばまず見つかります。

 

 

 

根滝山

地図で見る限り、地理院地図に表記のある山としては、本州最東端は根滝山となります。登山道は基本的にはありませんが、尾根沿いに出てしまえば、痩せ尾根を歩いていけます。

根滝山の尾根までは、山渓の山行記録を見ると、長い長いロープの急登があるのですが、駐車場から確認できません。もうひとつ、北側からの入り口もあったようなのですが、あとで調べてから分かったので、当日は駐車場のところからロープを目指しました。姉吉のキャンプ場あたりからが取り付きとなりますが、木苺と山椒が畑のように生い茂っており、要するに棘藪です。踏み跡もあるのか無いのか分からない程度なので、現時点ですと棘にチクチクされながらの藪漕ぎです。下の写真の見た目以上にきついので覚悟が必要です。背丈近くの藪。棘だらけ。鎌があったら鎌もってくと楽かと思います。木苺はジャムが何本か作れそうなほど実っています。

 

 

駐車場からの取り付き。見取り図。

 

 

ロープの位置は上の写真(白矢印、↑、の先です)のとおりですが、手前は樹木地帯に至るまでの一帯、木苺と山椒の棘藪でした。その上も草木が藪った急登のため、進行方向を自由に選べません。登りの段階では登れそうな方向に行くしかない状況でした。しかし急登と藪で、下るならロープが欲しいほどぐらいの斜度です。半分空中戦です。意地でもロープの場所を見つけたほうがよいです。下りは尾根路からロープのある降り口を見つけるのは容易。ロープはしっかりしており長いです。かなりザレてますがロープ使いながら降りましょう。

冬場ならきっと索道も歩行も楽だと思います。ただ、ここに来るまでの海岸沿いの道は凍結したら非常に危なそうでしたので時期を選びそうです。

尾根に出てからは両側切れ落ちた箇所も多い痩せ尾根ですが、立派な赤松が並び立ち圧巻。両側切れ落ちていて、片側は海にまっしぐらの崖ですが、ゴツゴツした岩からなる美しい海岸を垣間見ながら、起伏に富んだとても楽しい尾根歩きとなります。赤松の木々もあるのと、岩場が多いので、怖さはそんなに無いかと思います。途中何ヶ所か尾根間違いにだけ注意。

 

 

尾根に出るまでロープ道がみつからないと、半空中戦の藪漕ぎ急登を強いられます。

 

 




尾根に出てしまえば、痩せてますが歩きやすい。時折り海が見え、立派な赤松が立ち並び気持よく歩けます。藪もありません。

 

 

根滝山、三角点。ここから少し降りると海が見下ろせます。

 

 

といったところで、尾根に出るまで、思いの外、時間も体力も要したため、下山後は姉吉でお昼を取って、とどヶ崎への遊歩道往復となりました。

とどヶ崎まで

遊歩道が伸びていますが。片道3.5km程の、山歩きする人なら快適な森の道です。片道1時間と少し。道の整備は行き届いていますが、来る人もそんなに多くないためか、濃い自然の森の雰囲気が残る遊歩道です。普段歩くことが少ない人にとっては、かなりしんどい片道1時間だと思いますが気合を入れていきましょう。道自体はガレもなくふかふかです。とどヶ崎には、灯台と立派な東屋、トイレがあります。思い出ノートもあります。最東端の東屋から、見渡す限り太平洋以外何もない、雄大な海原の眺望が広がります。7月半ばぐらいより灯台開きもあり、一般の人も登れます。

 

 

序盤は舗装路。このあたり一体の険しい岩肌地形。笹も一切なく、松と広葉樹の森が素敵な遊歩道です。

 

 

しばらくすると森を抜ける気持ちの良い遊歩道になります。

 

 

赤松の巨木。

 

 

とどヶ崎。灯台と東屋。最東端碑。

 

 

本当の空ならぬ本当の海。太平洋以外何もない海原をたっぷり味わえる。

 

 

最東端の岬から登ってきた最東端の山を見る。どまんなかのぽっこりした山が根滝山(本州最東端)

 

 

崖から見下ろす。怖い。ヒー!

 

 

来週より灯台開き。一般解放されます。

 

 

海岸に咲く花。

 

 

綺麗な海、深い深い青い色。静かな美しい漁港だ。

たっぷり岬で過ごして姉吉漁港にもどると18時過ぎ。とど山、とどヶ崎をループし、根滝山を登るのは仙台からだと日帰りではなかなかきつそうだ。とはいえ一泊組み込んで行くような山でもないし(笑)根滝山で藪さえなければ大丈夫だとは思われますが。とはいえ、変化に富んだとても楽しい山行でした。

 

 

夜を待つ岬。

 

ルート

根滝山、とど山周回もすると、15kmぐらいになります。上ログは10kmちょっと。根滝山山頂周辺は歩けていける尾根がいくつか集まっていますので、尾根違いに注意が必要です。姉吉キャンプ場からの取り付きはロープ道まで辿り着ければ危険箇所はありません。見つからず藪漕ぎ急登する場合は、途中で降りるのはロープが無いと大変です。下りにおいてロープのある道を見つけるのは容易です。

 

森写真

本日の森写真の撮影の課題として、自然の見たままの光景を表現できるように、ノー現像、ノートリミングで、後からの色と光とコントラストの調整は無しをノルマにして臨みました。上にあるスナップ写真では、光量のコントラストが激しく、空部分が白飛びしてしまうの場合の灯台カットだけ現像調整しました。


光のコントラストが美しい場所を探しながら歩いていると森歩きがさらに楽しい。

 


往路で目をつけていたポイント。日暮れ時に光が弱まったら美しそうだと。以下、ほぼ同じポイント。

 

 






葉が一枚一枚天然のランプのようにほんのりと光る。

 

 


咆哮。

 

 



麗しい森の遊歩道でした。

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