定義林道を行ける所まで歩く

 

私の短い山歴の中で、ブレークスルーとなったのは、早朝ラッセルナイトハイクの泉ヶ岳、残雪期初登頂の後白髪山、そして、暴風下のやはり初登頂の船形山(泊)。

どれもこれも単独な上、困難な条件下で行ったというか、わざとそういう日に行ってるような気もしますが。せっかくの思い入れのある山の初登頂ですし、ただ登るのだけじゃ勿体ないじゃないですか。という私の体内の奥底でほとばしるマゾ資質が、どうやら山ではいかんなく発揮されてしまうようです。身内の一部からはMではなく、自分自身に向けただけのドSだとの声もあります。反面、一度登ってしまえば、その後はのんびり山を楽しんでいるのですが、これまた体内でほとばしる変態性がいかんなく発揮され、山頂では、同行の人に無理やり被り物を被せて歓喜する奇行が目立ち始めています。

後白髪山に行った時以来、ずっと気になっていた定義林道の4Kからその先。地図をみるとかなり伸びていて、寒風山、白髪山を左手に見ながら、船形山の傍まで届いているのだ。気になって仕方ない。ということで行ける所まで歩いてみた。

 

定義林道ですが、どこまでいくかというと、地図上でみると、びっくりするぐらい船形山の懐まで線が伸びています。左に寒風山、白髪山をみながら観音寺コースのすぐ近くまでありそこで終点となる。

 

 

定義林道。薄い赤い線。定義から後白髪山の西を通過し一気に北進し、船形山の喉元にまで伸びる。

この手の林道は、大概は、治山ダムの建設に使われていたことも多いですが、今日のひとまず目標にしていた沢(下図)なのですが、案の定、治山ダムがありました。このダムですが、以前からどういった役割なのかずっと気になっていた。まさか貯水目的や、渓流のバッファー目的ではあるまい。なんだろう。

 

 

大滝野営場手前の治山ダム。各所にあるので見たことあると思います。

Wikipediaによるとこういうことらしいです。

Wikipediaより:ダムの設置により山脚(斜面崩壊地末端部)や乱れがちな流路が固定され、上流側に渓畔林や緑地が造成されていく。渓流部の勾配が緩くなることで、洪水時などに発生する土砂の急激な移動を一時的に捕捉し、通常の流量時に徐々に下流に流下させることで、上流部で発生する土砂を安全にかつ平準的に流下させる機能がある。

なるほど、そういう役割だったのね。

 

 

今日の目標。沢まで。沼は行けそうなら行く。

林道遊びなわけですが、もう1つの目的は、写真。現像に頼らず暗さをしっかり出せるように撮影することを心がけて撮影してみる。

 

 

4Kポイントより先。

林道歩きはしんどいものですが、写真が絡むと何か楽しいです。いい被写体はないか探しつつ林道を楽しむ。道は4Kを過ぎるともうこんな感じです。RVでもおそらく厳しい。倒木、落石はほとんどありませんでしたが、とにかく狭いので、まさかの対向車が来たら地獄のバックです。スライドできる路肩広いところもかなり間隔が離れていた。

 

 

今年はじめての、青のヤマアジサイを見た。他に、ピンク、白はいっぱいありました。

 

 

水たまりにはオタマジャクシが。多分ヤマアカガエル。ちなみにこういう群れは英語でSchoolというのですが、メダカの学校と、偶然ながら単語が繋がっていて面白い。

 

 

たまに呼吸しに浮かんでくる。かわいい。水たまり、干からびる前に蛙になるんだよ!こんな風に見るとかわいいのですが、1つの水たまりに500匹ぐらいいる恐怖。しかし15分ぐらいこいつらを眺めていた。地面をとんとん叩くと、どっぱーと逃げていく。楽しい(笑)

呼吸しに来た瞬間にトントンと、しかも狙いをつけたオタマ君を数回、そんなドSなことを・・・していません!

 

 

だんだん細くなる。もう林道の面影は無い。歩くのにちょうどいいぐらい。もはや登山道だ。

 

 

梅雨の紫陽花。ここで一句。浮かばない。

 

 

もしゃっと咲く、平地の紫陽花もいいですが、ヤマアジサイはおとなしくて良いですね。

 

 

オニアザミが大量に咲いていた。

 

 

オニゼンマイも怖いがこれも怖い。あまり近寄りたくない。

 

 

途中の沼はこの尾根の向こう。

登ってみたものの、痩せ尾根でその先は急斜面、そして樹木が濃い。諦め。その先の平坦なところから踏み跡っぽいのがあるので、果敢に藪漕ぎで向かってみたものの、今度はこちらにはクマの痕跡が多数。タケノコの食い散らかしが!人もまず来ないところなので不安になり、やはり断念。

 

 

途中に分岐路が。林道は左です。右も行ってみましたが、目標地点の沢を左手に、船形山方面までかなり先まで続く。旧(登山)道?な雰囲気がある山道でした。どこまでも行けそうなので、途中で引き返した。

 

 

 

林道はどんどん細くなり。最後は・・・藪漕ぎじゃないか!

 

 

目標にしていた沢の地点。

割りと綺麗な滝が沢の右手にありました。その左手には案の定、治山ダムが。周りはの地形はというと、斜面が崩落しまくっており、周囲一帯が弱い地層であることが分かる。なるほど、こういうところに治山ダムを建設するのですね。この川(沢)こそが、大倉川の最上流付近の支流です。この水が、大倉ダムに注ぎこみ、青葉区民の美味しい水となります。

 

 

上を見上げると。

あっさり書いていますが、このあたりかなりザレていて、浮石がほとんど、1回すっ転びました。水の音が心地いいので、ここでお昼でもよかったのですが、上を見上げると、こんなんなので早々に撤退。この先ですが、かなりザレていて地理院地図には小規模な橋マークはあるのですが、ダムしか見えない。ザレていて近くに寄れない。大倉川(沢)の最上部の起点もいつか見てみたいですが、難しそうだ。

 

 

お昼を取って帰り道に。なんなんだこの笹だか竹は。とても食べる気にはならない!蟲師に出てきそうだ・・・。オニゼンマイ、オニアザミといい、近寄りがたいものには”オニ”を付けるみたいなので、ここは1つ”オニササ”ということで。

 

 

巨木。下に紫陽花がしつように取り付いていた。紫陽花の大きさで木の高さを想像してください。

以降、途中の風景。ここは林道っぽくない、いい道だった。巨木がたまにあり、ブナもあり、楽しく歩ける道でした。風も結構あり、涼しくて快適に過ごせました。しかし、かなり歩いて疲れた。

 

 




途中の風景のスナップショット。