4

船形山 – 星空を見よう

土曜日に日帰りで船形山に行って山頂の様子を見てこようと思っていたのだが、木曜に天気予報(GPV)を見ると・・・。金曜の夜が。

  • ド快晴
  • 微風(三脚が立つ)
  • ほぼ新月(23時に沈む)

この機を逃してなるものか。山頂での星の撮影は条件が実に限られるのだ。

午後休にして、金曜午後から山行開始の小屋泊決行である。

 

【要覧・感想】

準備は木曜夜に始めたわけだが、ふと思う。午後出の小屋泊って実はいろいろと楽なのではないかと。なんたって、早起きする必要も無い。準備にも余裕がある。天気も読めている。大滝野営場からに限られるが、あそこから船形山山頂までは標準コースタイムで120分ぐらい。そこそこ歩けるなら90分で行ける。小屋泊なら17時に登り始めたって明るいうちに小屋に着くのだ。

近くて良き山。船形山。

 

船形山まで

そして当日、金曜日。仙台にも猛烈な暑さが来た。29℃の夏日。町中では余裕の真夏日30℃。風もあまりないから更に暑く、会社を出て向かいながらもエアコンが効きづらい程。あまり暑いのもいやなので出発を少し送らせて15時ぐらいから登り始める。大滝野営場には30代と思われる若い衆3人がいた。聞いてみると小屋泊らしく、よろしくお願いしますと挨拶。ふと見ると、やたらザックが重そう。

何事!?

ほぼ一緒にスタートした。3人衆やたら遅い。やたら小休止が多い。ガタイはすごくいいのに。あまり登山しないのかな?と思いつつ、スライドして追い抜く。稜線に着いてみればサラサドウダンの並木街道。花花花の稜線道。素敵。

 

山頂

小屋泊装備なので多少重かったが、90分で到着。昨日までは、初めての体験となる無人小屋、一人で独占か!と思っていたのですが、大滝で3人おり、さらに、小屋に3人も先行の方々がいました。

合計で7人! 平日なのに!

天気いいからかな? と聞いてみると、県外からお二人。しかも四国からお一人。船形山は200名山ではありますが、四国から・・・驚いた。いい山ですよ!と心のなかでつぶやく(笑)着いてすぐ、植生の状況を見に、2時間ぐらい結構遠くまで放浪。写真を取りつつ、何か変化が無いとあっちへ行ったり来たり。ユキワリコザクラは遅れてるのですかねえ。来週咲いてくれるといいが。

 

3人衆

しばらくすると3人衆到着。その後、なんか外で、食事の準備を始めている・・・。何故。よくみると、炭用コンロ(ユニフレーム)ではないか。これ私も持ってる。3kgはあるはずだよ!?ここBBQする場所じゃなく山頂だよ!?

Σq|゚Д゚|p

他の3人と少しお話してみるといろいろと判明。私がほっつき歩いている間、この3人とお話してたらしく。なんと、自衛隊の方達だとか。でも登山はあまりやらず(まあ日々登山でしょうし)、小屋泊も初めてなんだと。しかし・・・普段のアウトドアな感じの夜を山頂に持ち込む自衛隊パワー。すごすぎる(笑)聞いたら三人で、水18L、ビールはカートン単位(笑)。肉どんだけ持ってきてるのか想像がつかない。一人30kgは軽く超えているっぽい。そりゃペース遅いはずだ。6,7日縦走登山の背負重量を一夜で消費する隊員。すごい。

 

私は食事も取らずに花を見に行ったため、夕陽を見てから食事。その後すぐに星空を撮り始めるがまだ月があり、星がやはり少ない。23時の月の入りまで待つことにして、小屋を出たり入ったり。キツネにも出会うサブライズがあったりして楽しむ。他のお三方はすぐに就寝。自衛隊の3人は、21時近くまで外で宴会(笑)その後、23時にようやく月が落ち、いそいそと再び外へ。(準)満点の星空!仙台と山形の市街地があるから、このあたりが最高レベル。飯豊か栗駒あたりまで行かないとこれ以上は望めそうにないと思いますが、この近場でこの星空。十分です。撮影開始、1時間ぐらい粘り。24時にやっと小屋に戻り寝ました。小屋泊の超夜更かしでした。

 

翌午前

 日の出時間に目を覚まし。カメラの電池も少ないので窓から日の出を眺め、朝食を取る。予定していた層雲峡方面へいざ出発。こっちはお花多かったですね~。大滝からは、イワカガミがちらほらぐらいで稜線出るまで全然だったけど。最後の渓流(大滝)までの急な下りは覗いてみたものの両サイド木々が生い茂っており、眺望も悪く、見えなそう。かつ、登り返しが相当しんどそうなので断念。後で聞いたらここの道も悪いとか。渓流はおがめませんでしたが、渓流後の下見は完了。そこそこ藪いがそんなにしんどくない。

お昼

以前に小屋でお知り合いになった船形山の若主とお昼をともにする予定をしていました。小屋に戻るともう着いていた。旗坂から休憩込みで2時間50分だと。すごい(笑) 小屋泊装備でレコードタイムだったらしい!そして、美味しい手作りパンサンドをごちそうになった。超うまかった!!トースト焼き器、買うことに決定!この場を借りて、再度、ごちそうさまでした!すっごく美味しかったです。ミルでひいたコーヒーもやはり味が違う。その後は、升沢小屋に寄ろうと思っていましたが、そのまま大滝にゆっくり帰って、ぶらぶらほっつき歩きつつ、のんびり楽しんで降りました。

近くて良き山、我が愛しの船形山。

 

ルート

 

【アクセス・駐車】

大滝野営場。30台程度。

 

【スナップ写真】


この山なーんだ!?

 

 


大滝野営場。14時。そこそこ車ありました。(後で知る)自衛隊の方々ともここで出会う。

 

 


湯谷地から先のブナの森はいつきても心が洗われる。

 

 


小一時間は土道が続くのですが、その後はまた小一時間、稜線までのガレ場急登が続きます。あまり滑らない石なのですが、浮石は時たまあるので注意していきましょう。

 

 


このあたりから振り返ると眺望が出てきます。正面は前船形山。その手前に鏡ヶ池。藪が少し薄くなる時期に行きたいと思います。

 

 


稜線はサラサドウダン街道になっていました。

 

 


しかし随分と色が濃いのですが、ベニサラサドウダン?

 

 


薄いのもあるんですよね。ショウジョウバカマみたいに咲き終わりの花が濃く色づくのでしょうか。

 

 

後で聞きましたが、ベニはもっと濃く、1、2mm小さいらしい。

ショウジョウバカマも交配によって色の固体差がありますが、同じようだ。

追記:色の変異種ではなく、スジがあるのでサラサ系、かつ、色が濃いものはベニサラサドウダン(?) 学名もしっかりあるので、白カタクリのような、色違いの変異種ということではなさそうだが不明。そのうち詳しい方にお聞きしよう。


そして山頂着。蔵王と大東岳、二口。透き通った快晴の山頂。眺望素晴らしかった。

 

 


もう何回目だろうと数えてみると、5月に初登頂以来、1ヶ月で5回目。来すぎ。

 

 


お花散策へ、稜線歩き。山頂にはそこかしこにミヤマシオガマが咲いていました。

 

 


タカネスミレ。下の花弁に筋とうっすらと濃い黄色で化粧しててかわいい。山頂付近と、旗坂からの崖側ルートにちらほら。

 

 


ツマトリソウに似てるが、こちらは8枚、どうも違う。なんだろう。よく見るとすごく精緻にラメみたいな粉で彩られていて純白純麗。花弁の縁が淡いピンクに染まる特徴がある。これは真っ白。

追記:ツマトリソウでよいらしい。

追記:再度調べた所、通常、花弁7枚、雄しべも7。8のも僅かにあるらしいという。この二日間でみたものはほとんどが8枚だった。不思議。地域によるのだろうか。

 

 


間もなく? イワベンケイ、多年草の草花。もう少し黄色味がかかるようです。

 

 


ウラジロヨウラク。探すと見つかる程度、多くはありません。稜線沿い。

 

 


キンバイは咲いてる期間が長いですね。7月でもまだ咲く。

 

 


ふと小屋を見返すと、隊員が駆けている!かっこいい!

 

 


では夕陽タイムです。蔵王、大東岳、二口。

 

 


朝日連峰

 

 


飯豊連峰。

 

 


左、月山。右、鳥海山。

 

 


染まる空と沈む太陽。

 

 


鳥海山。

 

 


月山。

 

 


栗駒山。

 

 


残り少ない陽の時間を惜しむかのように鳥が飛ぶ。いい日没でした。

 

 


新月に近く、今日は23時前に沈みます。星空はここから。

 

 


夕飯は、舞茸、鮭ハラス入りチャーハンに、焼き肉(1パック)とスープ。先行の下の3人は皆とっくに夕飯を食べてからの夕陽会でした。

 

 


ご飯を食べて星空撮影!ですがまだ月があり、仙台の夜景も明るく厳しい。そして、カメラのアストロレーサーを使おうと思ってたのに、バルブ撮影限定なんだと。バルブ用リモコン持ってなくてがっかり・・・。

 

 


小屋を出たり入ったりしてましたが、おや? ①の右下に。

 

 


山頂小屋に住み着くキツネなんでしょうか。じっとこちらを見たり、ガサガサ草むらで遊んでたり。かなり近くにいたのですが逃げない。

三脚をちょうど立てていたので0.5秒開放ぐらいで何とか写すことができましたが、ピント合わせもできないし、動いてるはでなかなかうまくは撮れなかった。

 

 

23時、月の入り後。天の川を捉えた。

 

 



山頂小屋と天の川。

 

 


天の川。左は三峰山。右は後白髪山。

 

 


翌朝、月山。

 

 


船形連峰の前衛、中衛

 

 


完徹して悪い子。船形山神社の社に狐。後は朝日連峰。

 

 






ばいばい! 船形こんちゃんと名づけました。

 

 

では層雲峡コース方面へ下見です。


こっちのコースはお花がよく咲いてます。ツマトリソウも咲き乱れていた。

 

 

以下、後で調べます!


やっと念願の船形山の西から見る山体です。ひっくり返った船。立派だね!

 

 


仙台カゴと白髪山。

 

 


イワカガミもたくさん咲いてました。

 

 


シラネアオイは何輪か。

 

 


層雲峡の渓谷はお目にかかれず船形山に帰還。待ち合わせの若主とお昼、作っていただいたパンサンド大変美味しゅうございました。

バター付けて、アボガド、ジャガビーでマッシュドポテト、マヨ、スライスチーズ、アボガド。こんがり焼く!ほかほかうまうま。

奥は私のブルスケッタ。

4 件のコメントがあります。

  1. 景色も星も花も食もみんな素晴らしいですね(*^-^*)
    とくにおキツネさん、社の主のようですね。よくおこん様が祠の中におりますが、
    まさか化けて出たわけではないですよね。
    お天気にも恵まれてよろしうございました―カイエ

  2. 防人達も山登り。
    休日も自主訓練する隊員の皆様と山中泊野営?お疲れさまでした。

    私の実家は稲荷を家の守り神としていますので、船形こんさんに油揚げを差し入れしたいと思います!

  3. こんばんは!

    あのこんちゃんは、妙に慣れた様子で、3mぐらいまで近づいてきたり、逃げもせず一人で遊んでたりするんです。いまだに山頂神社にお参りを成していない私ですので、早く参れとせっつかれたのか!

    来週も天気に恵まれるといいのですが!

  4. こんばんは!

    74moonさんも、お忙しいお仕事のサイクルの後の一泊山行お疲れ様でした!

    山泊する人はほんとに色んな人がいて楽しいですね。私の降りた後、昨日は、後白髪の今は無き廃道をあえて登ってきて藪漕ぎ1時間半、そして船形山に来た方もいたそうです。

    そういえば狐は鳴くのでしょうか。コーン、コーンと試しに呼んでみましたが華麗に無視されました(・_・

    ちなみに八幡平の行かれたあたりですが、実は私、前職でそのあたり一帯、年間15回は出張があり、1年で数十日過ごしていた場所です。登山道や小屋はまったく使ったことはありませんでしたが、登山としてまた行ってみたいな!全然違う印象で味わえそうです。

コメントを残す