メモのため順不同。

これから地形図やGPSの人向けのメモです

 

 

 

目次


立ち木目印法とジグザグ歩行法

立ち木目印法

藪や雪の森の中を歩くとき、やや緩慢な斜面や平たい場所では、方向をコンパスで当ててその方向に正確に進むのは案外難しい。太尾根でガス、雪、そんな環境だと遠目に見渡すことも出来ないので地形目視はあてにならない。

 

とはいえ歩かねばならない。現在地が分かっていたとして、行くべき方向にコンパスを向けて歩き出すとしよう。下の図でいうなら、①地点から、赤い線のように歩いて、②の尾根にのりたい。そんなケースだ。しかし実際歩いてみるとコンパス通りにまっすぐ進むって意外と難しい。藪が邪魔した。ちょっとした窪みがあった。猪がいた。そんなことでもあると少しずれてしまう。ずれたところでコンパスの向きは変わらない。その後も同じようにその方向に進めば到達地点はずれる。目の前に急な下り斜面が現れて混乱することになる。降りてしまえばやがて違う尾根に乗ることになる。下の図で言えば青のようになる。スライドしてしまってもコンパスの向きは変わらないからだ。

 

 

 

 

 

どうしたらいいのだろう。立ち木目印法というのが1つの解決手段だ。コンパスで方向を決める。その先にある立ち木を目印とする。なるべく特徴を覚えやすい木がいい。雪がこんな風についている。細い、太い。枝。岩でもいいし何でもいい。分かりやすくて覚えられさえすればいい。今いる地点からその目印を目指して歩く。その目印まではどのように歩いても構わない。藪があれば歩きやすいところを行ってもいいし直進する必要はない。とにかく目印まで歩く。着いてしまえばコンパス通りに歩いたことになる。あとはこの繰り返しだ。立ち木目印法を使えば、そこまでまっすぐ歩かなくともまっすぐ歩いたことになる。本当の名称はあるのか無いのか分かりません。教わった時に名称はなかったけど自分で勝手にそう呼んでいるだけです。

 

 

 

 

ジグザグ歩行法

これでまっすぐ歩けるようになった。でも正確にまっすぐ歩けるかというとそこまで山は楽じゃない。いろんな障害が出てきてちょっとずつ、ずれてしまう。上の地図でいうと、視界が良くない時に①地点から②地点の尾根にピタッと行けるだろうか。なかなか難しい。そこで、こんな方法もある。地形を利用したジグザグ歩行法である。これまた勝手な命名だ。

ピンポイントを目指すと誤差が出る。それならば広い特徴的な地形を敢えて目指すというものだ。下の図で言えば①から尾根に向かおうとすると若干のずれは否めないので尾根到達が危ぶまれる。それならば、尾根をピンポイントに目指すのではなく②の急斜面を目指してみよう。これなら、多少のずれが出たとしても急斜面への到達は比較的容易だ。急斜面を確認できたら折れ曲がって「左手」に進路を取るのである。右手に急斜面を見ながら歩けばいいので地形も利用しやすい。やがて容易に尾根に到達することになる。

あえて目的地に向かわず、多少のずれを許容することで確実性が増す。特徴ある地形を目的地に変えてジグザグ進む。これがジグザグ歩行法。

 

 



GPSを使う上で知っておきたいあれこれ

  • GPSは通信できなくても(電波が立っていなくても)使える
    • 衛星と直接やりとりするので、通話やネットができる状態でなくてもGPSは使えます
    • よって、通信契約していない古いスマホもGPSとして利用できます。バックアップGPSとしても使える。
  • 地図は通信できないと表示されない
    • 一方、地図情報は、電波の届かない山奥では表示できません。山に入る前に必要な地図情報を読んでおかなくてはなりません。利用するアプリによってやり方はいろいろです。
    • 通信契約していないスマホの場合は、自宅などのWIFI環境で地図を読んでおけば大丈夫
  • GPSとはサービス名
    • コピーのことを「ゼロックス」コピーと言っていたのと同じで、「GPS」はアメリカで普及したサービスにおけるサービス名。他の国ではGPSと呼んでいない国もあったりする。へーへーへー!
  • 尾根では精度が良く、谷では精度が悪い
    • 厚い壁などで囲まれているとGPS衛星からの電波が届きません。よって、谷(沢)にいると誤差が非常に大きくなることがあります。
    • GPSがあれば絶対迷わない!とは思わないようにしよう。谷でなくとも、誤差でまくりで自分の位置が特定できないことはあります。
  • バッテリーを節約しよう
    • 山行時間が長い場合は、スマホを機内モードにして、通信は止めて利用しよう。バッテリーの減りが大分違います。
    • 真冬は胸ポケットなり、体の近くに置こう。寒さによって、電子機器が止まるのを防ぐと同時にバッテリーにも優しい。
    • 泊山行では、宿泊地に着いたら必ずGPSを止めよう。リーダーは皆に指示するのを忘れないようにしよう。
  • GPS使用前、スマホを再起動しよう
    • 割と大事です。なんか動かない!なんてときはまず再起動。山行前もスマホを再起動しておくと安心です。
  • 緯度経度がどこにでているか確認しておこう
    • 動けなくなって救助を待つとき。自分は地図を見れても、相手は見れません。救助を要請するときに自分の位置を正確に伝えられるのは緯度経度情報です。GPSアプリに緯度経度が表示されているか、どこに表示されているか、どうやって出すか、確認しておきましょう。
  • 普段から使ってみよう
    • 山に行ったときに練習。なんて考えても山ではあまり時間敵余裕はありません。普段の生活の中、なにかしら移動しているはずです。スマホのGPSを動かして練習しよう。
    • ログを取ったり、地形図みながら街を歩いたり、予定ルートを作ってみたり、取り込んでみたり。山じゃなくても練習はいくらでもできる。
  • どの地図アプリがいいの?
    • 個人の用途でいろいろ。個人的には地図ロイド&山旅ロガー推し。以下、思いっきり主観です。
    • 地図ロイド&山旅ロガー
      • 細かい設定ができる。地点ブックマークが便利。SNSアプリじゃないのでうざくない。一度読み込んだ地図はずっと使える(制限が無い)。機種変の際もトラックやブックマークの移管がGoogleドライブ経由とかでできる。買い切り300円(ぐらい)。買わなくても機能的には問題ない。
      • 操作性が悪い。開発者はMSDOS時代の世代に違いない。地図(地図ロイド)とロガー(山旅ロガー)でアプリが分かれて2つ合わして使う形態がちょっと分かりにくい。
    • ジオグラフィカ
      • 操作性がいい。見やすい。わかりやすい。いろんなレイヤーが簡単に使える。赤色立体図、雪崩傾斜マップ、とか。
      • 過去のトラックやブックマークやらの管理がしにくい。
    • ヤマレコマップ
      • ヤマレコ書いてるなら楽。便利。操作性もいい。予定トラック(計画)いれておくと、googleマップで登山口までのナビが一発起動、これ便利。みんなの足跡が表示されて有用。足跡は用途いろいろ。地理院地図の登山道は古いままだったり新しいのはなかったりとか。そんなとき足跡は便利。
      • SNSアプリなだけにSNS機能がうざい。ダウンロードする地図のエリアが矩形で狭くて困る。ダウンロードできる地図の数に制限がある。
    • ヤマップのアプリ
      • すさまじいSNS全面押しなアプリなため5分で削除したのでよく分からず。操作性はよさそうではある。


北を上にして(回転させないで)地図を見るのにも慣れよう

北が上に書かれている地図をそのまま上にして地図を見ることをノースアップ(で見る)という。一方で、カーナビのように進行方向に向けて地図を上にすることをヘディングアップという。また、実際の北に、地図の北を向けることを正置という。どれも利用状況によっては正しい使い方だ。

 

進行方向が上の地図

たとえばディズニーランドのように、入口のメインゲートからテーマパークが広がっている場合、入口が下になるように地図が作られている。商店街の地図なんかも東西南北を意識しない地図が多い。入口、出口がはっきりしているし、入口からしか入らない場合は当然そのほうがいい。ディズニーランドでは、意識しておきたい起点は入口なのだし、東西南北としての位置関係なんかどうでもいい。メインゲートからの位置関係を把握して、ディズニーランドの地理を覚えていったほうが有効だ。”its a small world”は、入口からみて大体こっち(例えば右)にあるみたいに知ってたほうが便利だからだ。

 

 

 

進行方向に地図を回転

メインゲートから入る場合はいいが、反対側に裏門あってそこから入るとするとどうなるだろう。地図を進行方向に合わせて、メインゲートへの方向へ地図をヘディングアップするのであれば上下反対に持つことになる。メインゲートまでそのまま歩く分には問題ないし見やすい。”its a small world” は裏門から入った場合は、先程と反対になる。今度は進行方向からみて”左”ということになる。とはいえ、反対にした地図を見ながら行く分には問題ない。分かりやすいよね。しかし、”its a small world” がディズニーランドというテーマパークにおいてどういう場所に位置するかと把握することがやや困難になる。

自分が入った入口が違えば、さらに、進む方向が違えば、その都度、地図を回転してみることになる。”its a small world”の地図における方向や位置は、毎回変わることになる。当たり前だ。言ってみりゃ地図に上も下もなくなる。その時歩く方向が地図の上となる。その時、その時はいい。しかし、地図における絶対的な位置関係の把握がなかなかついてこなくなる。”its a small world” に限った話ならいい。まぁ覚えられるだろう。しかし、あそこは、あれは、これは?と複数になってくると、その複数を毎回向きの違う地図で見ていれば、把握しづらい。まいどまいど、場所(地図)が変わってしまうから。

じゃぁどうすればいいのだろう。そう、ヘディングアップしなければいいのだ。ディズニーランドの地図ならメインゲートを下にして回転させずに見るようにすればいい。裏門から入っても、地図を逆さにしないで見るようにすれば “its a small world”の地図における位置はいつ見ても固定される。当然だ。他のスポットも、常に地図で同じ位置にある状態で眺めることになる。メインゲートからみて ”あそこにあるあれ” を地図上でいつも眺めることになるのである。

 

ノースアップして地図をみる

これがすなわち地図でいうノースアップで見るということだ。北が上である地図を、そのまま北を上にしたまま見ることだ。その利点は、自分の進行方向に関わらず、周囲にある地理、位置関係が、見ている地図において常に固定されることだ。進行方向や入口(入山口)が変わっても、地図を回転させずにそのまま持つ。そうすれば、絶対的な位置関係が固定されたものとして、いつも見ることになるわけだ。登山で考えれば、南から入山して北に向かうこともあれば、西から東、北から南、いろんなケースがある。ディズニーランドのようにメインゲートがあるわけではないから仕方が無い。その都度地図の方向を変えてみてしまうと、地理の把握が困難になってしまう。その時は便利だけど、向いてる方向で毎回地図が変わる(回転する)。いわばいつも違う地図を見ることになる。

 

山の地理、位置関係の把握したい、あるいは、フィールド、街で地図を見るときはノースアップのまま地図を見る癖をつけたほうが、のちのち有用なんである。常に同じ方向で地図をみることになるので、何度も見てるとやがて位置関係を覚えていくことになる。泉ヶ岳の北西側に三峰山があり、さらに北西に蛇ヶ岳があり、南には後白髪山があり、蛇ヶ岳のさらに北西には船形山がある、みたいにね。いっつもヘディングアップで地図を見ていると、位置関係というものがなかなか蓄積していかない。地図の北を上にしたまま地図を見る癖もぜひ付けていこう。

 

ただし、ナビゲーションで地図を見て歩くときには、地図を回転させてヘディングアップで見たほうが分かりやすい。この先、右、しばらくまっすぐ、なんてのが運転してるときは当然いい。運転して見ている視覚と、地図が一致していたほうが当然良い。瞬時の判断だからね。周囲の地理を覚えることは難しくなるけど運転はしやすい。だから運転のときはヘディングアップが便利だ。オリエンテーリングでもヘディングアップというか、正置が基本だ。コンパス使ってパっと正置(北に地図を向ける)、今いる位置と、これから動く位置、その先の地形。ぱぱぱっと把握してさっさと動く。毎回探す場所やルートは変わるし、競技場所だって変わる。絶対的な位置を把握して頭に入れて、また今度使おう、なんて必要はないのだから、正置で地図を回転。 ”今” 必要なエリアを正置してみれば頭に入りやすい。使い分けましょう。


時間という概念を地図読みに取り入れよう

地形図を持って山歩きをするとき時間を意識することが有用、というお話。

 

平坦な道の場合

次のようなケース。登山口から、しばらく林道を歩き、分岐の登山道をパノラマコースに入る場合を考えよう。分岐までの距離は約2km弱である。こんなとき、なんとなく歩いてしまっていないだろうか。そのうち分岐に着いて、進行方向の右(西)に行く登山道が見つかるはずだと。分かりやすい登山道だったら問題なく見つかる。看板や道標があれば間違いようが無い。でもなかったら? 見過ごして通り過ぎてしまった経験は誰しもあるはず。

 

 

 

ここで時間という要素の登場だ。ならされた道で、登りとはいえないぐらいの道ならば、人は空身で時速4~5kmで歩く。2kmなら25~30分ということになる。荷物がある場合でも街でゆっくり歩くぐらいのスピードで歩けそうな道ならだいたい時速4kmだ。上のケースで言うと、ぱっと見、分岐まで2km弱だから30分弱、25分前後といったところか。100mぐらいは登るが緩い坂なのでちょっとだけ考慮して、合わせて30分ぐらい+α ということになる。

これを意識して登山口から歩こう。30分ぐらいで分岐につくはずだという意識だ。途中寄り道したり休んだりしたらその時間は調整すればよい。そうして歩き出した場合、40分経っても見つからなければ分岐を見過ごした。20分しか経っていなければまだ先だよ。と、こういうことになるのである。登山口でこのポイントを確認してから歩き始めるとそうでないのとでは大きな違いがあることは一目瞭然だろう。

 

登山道の場合

一般登山道を日帰りハイキングの装備で歩く場合はどうなるだろう。その基準は、歩行距離1kmで15分、100m標高をあがることに15分だ。かかる時間はそれぞれを足すことになる。覚えておくと便利な魔法の数字だ。小屋泊、縦走など荷物が重い場合は20分、20分ぐらいになる。体力差によってもちろん差は出てくるけれど、自分の”ペース”として、この1km、標高差100mにかかる時間を覚えておくと大変便利だ。日帰りなら15分/15分。泊まりなら20分/20分。とかね。

 

自分の場合でいうと、泊装備で15~20kgのそれなりの荷物を持つと、一般登山道は、”小休止込み” で1km20分、100m登るごとに20分であるのでそれを頭に入れている。パノラマコース登山口についた。30分後はどこだろう、60分後はどこだろう。そんなことを歩き出す前になんとなく地図をみて見積もる。そして、30分経ったとき、60分経ったときに地図を確認するといい。このとき高度計やGPSを見て確認したって構わない。とにかく歩き出す前に、先のことをちょっとだけ頭に入れておくことが大事だ。そうすると、地図上での位置を意識しながら歩くことになる。

 

地図読みは、必要なときに地図を広げて今どこかな、とかやっているだけではなかなか分からない。身につかない。申し訳程度に地形図を携行していてもそれでは見ることもないから、いつまでたっても使えない。このようにして、歩く前に時間の要素を頭に入れて、歩きはじめよう。考える要素が増えるから使う意味も見いだせる。地形図に少し馴染みが出てくるはずだ。


地図で距離を分かりやすくしよう

そうなってくると、距離や標高差って分かりやすくしておきたいよね。地図で1kmといったって、端っこにある小さなスケールを見て目算してても誤差が大きいものだ。カシミールなんかを使っている人はこういう風に地図を作っておくと便利なのでぜひ導入しよう!

読図ベテランになってくるとやがて、1/25000地図をみればこのようなグリッドは引いてなくても地図をみれば距離が感覚的に分かるようになってくる。とはいえ慣れるまでは便利なので活用しよう。

 

 

標高

標高を見やすいように100mごとに記入。これは手書きでもよい。印刷しちゃうとどれが太線かわからないし、いいとこに地形図の標高数字なくて辿ったりすんのめんどくさくなって標高みなくなっちゃうよね。登山中なんて時間ないもんだし。だから予定ルートの上に数字打っておく。これ大事。

 

緯度経度線

4cm、1km間隔で引いている。磁北線も4cm、1km間隔になるように引いている。上の例でいうと、登山口から831mの地点まで、だいたい1kmかな、と見積もることができます。標高差は400m。となると? 日帰り装備なら15分/15分だから、75分だ。泊まり装備なら20分/20分ペースで、80分+20分で100分。あそこまで1時間40分ぐらいか。と、こうなるわけです。

 

コースタイムがしっかり出ている一般登山道なら良いですが、そうでないなら? コースタイムの区切りではないとこからの時間を知りたいなら? 地形図をこのように活用すると便利です。さらにバリエーション。藪なら? 雪なら? ラッセルなら? 岩場なら? 沢なら? 30分/30分? 40分/40分? こんなのを自分のペースとして数字を持っていると大変便利です。雪山、沢、藪。バリエーションでの山歩きを始めればこの便利さがすぐに分かります。雪山バリエーション。尾根の分岐まであと300m、時間にして? これが分かっていると、曖昧な感覚に頼らずに済みます。時間を見てより正確に判断できるからです。

 

 

カシミールでの設定は下のようになります。

※カシミール  表示 → 表示の設定

※東北地方の緯度でのケースす。南方にある関東だとまた少し異なります。

 

 


カシミールで印刷する場合の工夫

 

カシミールで地理院地図を、等高線を見やすく、正確に印刷する方法。

※磁北線経度間隔は、“東北では” おおよそ42秒で4cm/1kmになります。


高度計を持とう

1/25000地形図を山で使えるようになりたい。そう思ったら高度計を持つことも検討してみよう。なんでかというと、基本的な地図の使い方、コンパスの使い方を習っても、登山道を歩く登山で使おうとしてもなかなか難しいからです。難しい理由は、やる必要性が出てこないからです。位置同定や方向確認なんぞを普通の登山道歩きでやっちまうと・・・

 

時間足りない!予定してた山頂に行けなくなる!
現在地知りたきゃGPS見りゃいいじゃん!
あれ、地形図見る必要あんの?

 

というコンボで誰しも撃墜されます。もしものときのために読図を覚えたくても、普段の山行ではそれが必要となる場面がなかなか出てこない。だから使わない。そしていつまでたっても地形図を見ないし次第に持ってこなくなる。普通の流れです。そもそもよく管理された登山道であれば、分岐さえ気にしていればいいので、たしかに地形図なんかいらんしね。コースマップのほうがむしろ役に立つ。

 

そこで一案。高度計(付き腕時計)を導入してみましょう。登山開始の際に高度をGPSと合わして較正してからスタート。ちょっと時計を見れば現在高度が出ます。30分歩いた。100m上がった。現在の高度は800mだ。地形図に予定ルートに赤線でもいれておけば、地図開けば即座に現在位置が分かります。

 

あれ?スマホ取り出して画面開いて現在地見るより楽じゃね?

 

と必ずなります。そうなればしめたもの。やがて地形図の携行の仕方を工夫したり(けっこう重要)、現在見えてる景色と地形図を照らし合わせる機会が持てたり(これ重要)、これから進む方向の地形を見たり(超重要)、さらに時間の要素を地図読みに取り入れるようになると今後の予定が見えるようになってくる。ちなみに高度計による読図への利用は、一般登山道歩きの方が使いやすい事が多いです。山頂へ向かう登山の方が高度変化が大きいし、道があるゆえにスピードもでるからです。

 

使う必要性を感じられるようにしていったほうが覚えるには近道です。学校のお勉強のように、今、自分に必要がないと感じるものを覚えることは誰にとっても苦痛だからね。


高度計の得手不得手

時計についてる高度計は地形図を読図するなら超便利。使っている人も多いハズ。分かりやすいピークや道標があったら高度補正もお忘れなく。

 

天気による気圧の変化で誤差がでる

気圧配置に変動が大きいときは誤差が大きい。天気が安定していても数時間で数十mぐらいはずれると思っておいたほうがいい。気圧が下がり気味、低気圧が近づいているときは、高度計は標高が高い方向にずれていきます。高気圧が近づいているときはその逆です。1~2時間起きにGPSで高度計を合わせるときなんかは誤差のずれる方向も見ておきましょう。気圧が下がり気味なのか。上がり気味なのか。重要な情報です。

 

なだらかな斜面は高度計は苦手

緩斜面。平原。そういう場所は高度計の標高をみて、地図に落としてこんでも水平距離の誤差がでかくなるので使い物になりません。極端な話、まったいらな平地なら、高度が決まっても場所が特定できません。そういうことです。逆にGPSはこういう地形は得意。

 

急な尾根は高度計の好物

急登!大変だけど、時計をちらっとみるだけで、標高が分かれば、地図のどこにいるか丸わかり。嬉しいものです。そんな場所は水平距離でちっとも移動してないのに、高度はすごい違います。こんな場所は高度計で紙地図に落とせば位置ピタリ。一方でGPSは少し不得意です。GPSで場所見ると自分の位置は尾根外れて崖にいたりする(笑)

これにまつわり、GPSが表示する高度は、現在位置→地図上の高度、それを表示、この流れです。衛星による三角測量だけでGPS高度も出せるのですが、いろいろ技術的な事情があってほとんど使えません。無理やり出すアプリもあるけどね。 GPS地図が表示する高度は地図上の高度です。したがって水平距離の誤差で標高が大きく変わる急峻な地形においては、GPSが指し示す高度はあまり当てになりません。高度計を較正するときもその事は知っておきましょう。


コンパスとスマホ

 

みんな大好きシルバコンパス。アナログなシルバコンパス(磁石)はスマホ(デジタル)が苦手です。コンパスをスマホに近づけると、針がクールクル。スマホを胸ポケットにいれているときは注意しましょう。20cmぐらいに近づくとそれなりに強く反応します。

 

正確には、スマホのスピーカー部に磁石(あるいはコイルか?)が使われているのでそれに反応します。